岡崎紗絵、『ナイト・ドクター』で学ぶ医療の現場  「痛みを経て、自分自身も成長したい」

岡崎紗絵、『ナイト・ドクター』の現場を語る

 フジテレビ系月9ドラマ『ナイト・ドクター』が毎週月曜21時より放送中だ。完全オリジナル作となる本作は、夜間救急専門の「ナイト・ドクター」結成のために集められた、年齢も性格も価値観も全く異なる5人医師たちが共に、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら唯一無二の絆を紡いでいく“青春群像医療ドラマ”。医療現場に止まらない、救急医医のリアルが描かれる。

 リアルサウンド映画部は、そんな「ナイト・ドクター」メンバーの1人で、高飛車な性格ながら頭の回転が早く、医師としての責任感も兼ね備えた高岡幸保を演じる岡崎紗絵にインタビュー。救急医という役との向き合い方、波瑠や田中圭ら共演者とのやりとりから本作の注目ポイントまで話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「刺激しかないくらい」

ーー岡崎さんは、これまでも『監察医 朝顔』(フジテレビ系)や『ブラックペアン』(TBS系)など医療ドラマに出演した経験がありますね。

岡崎紗絵(以下、岡崎):はい! そうですね。ただ、これまでは研修医や患者家族の役が多くて、直接処置をしたり、患者さんを診断するということはなくて。今回の幸保という役は、初めての体験の連続ですね。幸保はすごく計算高くて高飛車な性格なんですが、仕事もプライベートも頑張りたいという志の高さも持った女性です。とにかくベースは“デキる人”なので、医療の所作はテキパキできるように意識しながら演じています。

ーー具体的にはどういう所作なんですか?

岡崎:挿管という人の気道を確保するために棒を入れ込む動きがあるんですが、すごく難しくて。それだけじゃなくて、周囲もちゃんと見ながら指示もしなきゃいけないから大変ですね。頭がパンパンです(笑)。

ーーそうした動きを取り入れる上で、参考にしたことはありますか?

岡崎:YouTubeで医療ドキュメントを観ていました。あとは医療監修の先生に、どうしたらかっこよく見えるか、手慣れた感じに見えるか、聞きながら実践しています。

ーー本作では、医療現場での物語はもちろん、人としての成長物語も描かれています。

岡崎:そうですね。幸保もいろんなことを経験していきます。幸保は一見強い人に見えるかもしれませんが、本当は優しさも持っている人ですし、「自分は強くなきゃいけない」と思うきっかけになった出来事があるんです。そんな幸保の葛藤も徐々に分かってくるので、最初と後半では視聴者の方も幸保のイメージも変わっていると思います。楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

ーー会見ではキャスト皆さんの和気あいあいとした雰囲気が印象的でした。

岡崎:波瑠さんや田中圭さんがすごく柔らかくフラットな方で、居心地の良い空気を作ってくださるので、それにすごく助かっています。波瑠さんとは本作で初めての共演だったんですが、何気ないことからドラマについてまで、いろいろお話をさせていただいています。すごく楽しい現場です。

ーー共演者の皆さんの演技を見て刺激をもらう場面も多そうです。

岡崎:刺激しかないくらいです! 医療ドラマということで、普段言い慣れていない薬剤の名前や器具の名前といった専門用語を長いセリフの中でさらっと言えるのが本当にかっこよくて。波瑠さんは、現場でも物語の中でもリーダー的存在なんですが、その凛とした姿は役としても、私自身としても影響される部分がすごくあります。

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