広瀬すず×橋本環奈、バランス感の良さは想像以上! 『ネメシス』で二大女優が初共演

 アンナ(広瀬すず)が時折披露する“カラリバヤット”とは南インド発祥の伝統武術で、身体的にも精神的にも安定をもたらすものといわれている。これまでのエピソードで散りばめるように描かれてきた“20年前の事件”に直接つながる手掛かりではなく、アンナが日本に向かう直前のシーンから幕を開けた4月25日放送の『ネメシス』(日本テレビ系)第3話。「美女と爆弾と遊園地」という、それだけでも楽しそうなものになりそうなサブタイトルがつけられた今回は、いつも以上にスピーディーかつエンターテインメント性に富んだエピソードとなった。

 

 仮病を使って早退した風真(櫻井翔)が、黄以子(大島優子)の車に乗り込んだのを目撃して尾行を始めるアンナと栗田(江口洋介)。たどり着いたのは八景島シーパラダイス。依頼人とのデートは言語道断だと激昂する栗田だったが、実はシーパラダイスが連続爆弾魔“ボマー”に狙われており、社長・太宰(浅野和之)からの依頼を風真が独断で引き受けたものだった。渋々手を貸すことにした栗田は、危険な状況だからといってアンナを捜査から外す。ふてくされて園内を歩いていたアンナは、偶然出会った大学生の四葉朋美(橋本環奈)と意気投合。2人で協力して事件解決に乗り出すのである。

 遊園地が爆弾テロの標的にされるというのは、70年代のハリウッド映画『ジェット・ローラー・コースター』から『古畑任三郎』の名エピソード『赤か、青か』、さらには『名探偵コナン』に至るまでスケールの大きいミステリーの定番だ。生活空間から隔たりを持った特異なシチュエーションと、限られた空間の中で大勢が和気あいあいと動きまわり、そして必ずといっていいほど爆弾の標的になりうるシンボリックなものが存在する。しかも今回の事件の舞台となる八景島シーパラダイスは、陸地から離れた文字通りの島ときた。陸地とつながるルートのひとつが犯人との金銭の受け渡しシーンで駆使されるなど、ふんだんにその地の利を活かした作品として実に見応え充分だ。これを1エピソードで完結させるのはもったいなく思えるほどではあるが、その分スピード感の高さが顕著にあらわれていたといえよう。

 さて、第1話で依頼人として登場した黄以子、第2話で風真たちを手助けする道具屋の星(上田竜也)と毎回“チームネメシス”のメンバーがどんどんと増えていくなかで、ついに今回登場を果たしたのが天才大学生の朋美だ。数学を得意とし、時速60kmで移動する車から水面へ投げられた大金の落下地点を計算したり、“ボマー”がドローンを操縦していた場所をヘルムホルツ方程式で割り出したり、さらには3つ目の爆弾の場所を犯罪心理学のアプローチと建築の知識を駆使して割り出すなど、かなり驚異的な頭脳の持ち主と見える。

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