川口春奈×横浜流星、心を打たれた互いの演技 『着飾る恋には理由があって』を語り合う

 ついに始まった火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)。4月20日にオンエアされた第1話は、キラキラとした生活を発信し続けるインフルエンサーの真柴(川口春奈)と、キャリアも人間関係も本当に必要なもの以外切り捨ててきたミニマリストな料理人・駿(横浜流星)が知り合うところが描かれた。

 住まいの契約更新を忘れるほど、仕事に熱中していた真柴。その原動力は、憧れの社長・葉山(向井理)の力になりたいという恋の力があったから。しかし、初回から葉山は突然社長を退任して姿を消してしまうという波乱の展開に。

 そんな意気消沈する真柴を温かく迎え入れるのは、人気フードスタイリスト・香子(夏川結衣)が所有するシェアハウスだった。そこには駿のみならず、駿のハトコのオンラインカウンセラー・陽人(丸山隆平/関ジャニ∞)、謎多きアーティストの卵・羽瀬(中村アン)、そして香子の愛犬・こうじと、実ににぎやかなメンバーが集う。今後、この家から恋、友情、そして家族愛にも似た何かが始まる予感!

 今回は、絶賛撮影中の川口春奈と横浜流星にインタビューを実施。真柴と駿を演じる上で気をつけていること、さらにシェアハウスさながらのアットホームな雰囲気で進む撮影現場の裏話についても聞いた。(佐藤結衣)

「真柴がカレーを食べて涙するシーンは、僕も駿と一緒に心を打たれました」

――第1話から真柴と駿は、異なる価値観から言い合いになる場面が多かったですね。

横浜流星(以下、横浜):そうですね。2人の会話については、とにかく畳みかけるようにと、監督からの演出もあって。その掛け合いの面白さが出るように演じています。

川口春奈(以下、川口):2人の会話もそうですが、シェアハウス内で交わされるみんなの会話も、ポンポンポンポンっとテンポを良くすることは、すごく意識していますね。

――それぞれの役柄を演じるにあたり、気をつけていることはありますか?

川口:真柴は、常に表情が変わるタイプで、そこが演じていて楽しいです。会社で仕事をしているときの姿と、家に帰ってきてからの姿にもギャップがありますし、葉山社長に見せる顔と、駿に見せる顔もまた違います。その表情の変化をしっかりと出せるように気をつけています。

横浜:駿は、本当に根が陽気な感じなので、普段の僕にないキャラクターというか。そのかけ離れた部分を演じるのは難しい部分なんですが、楽しいところでもあります。一方で、みんなの前で明るく振る舞って見せる顔と、過去を背負って引きずっている部分があるので、そこを丁寧に演じ分けられたらいいなと思っています。

――新井順子プロデューサーは、川口さんの「恋してる表情」を絶賛されていました。向井さん演じる葉山社長への憧れの眼差しを、どのように表現されたのでしょうか?

川口:葉山社長に対して、真柴は片想いを超えて、もはや「すべてを捧げる!」みたいな感情を抱いていると思っていて。すごく健気で、一生懸命で、真っ直ぐな彼女が、憧れの人を前にしたとき、ちょっと緊張してぎこちなくなってしまう初々しさみたいなところを意識しました。とはいえ、ただでさえ自分を着飾って、背伸びしているキャラクターなので、そこはやりすぎてしまうと、ちょっとあざとく見えてしまうのかなというのも難しいところで。

――たしかに、ちょっとしたさじ加減で、そう見えてしまいかねないキャラクターかもしれません。

川口:そうなんです。なので、やっぱりオンとオフとのギャップが大事になってくるんですよね。家の中で、ガサツだったり大胆な姿だったりを見せることで、共感できる親近感のあるキャラクターにしていきたいなと思いました。また、社長に対する片想いのキュンと、駿に対して感じる新しいキュンは、種類が違うものだとわかるように演じています。そうした小さな心情や表情を大切にすることで、真柴の純粋さが見えて、視聴者のみなさんが思わず応援したくなるような女の子になったらいいなと思っています。

――おふたりとも、ギャップを抱えたキャラクターを演じられていますが、お互いの演技をご覧になっていかがですか?

横浜:駿が作ったカレーを、真柴が食べながら「おいしい」って涙が止まらなくなるシーンを撮影したときには、僕も駿と一緒に心を打たれた感じがしました。完成した第1話を見たときには、本当に真柴の一生懸命な姿が素敵だなと思ったし、それこそ本当に応援したいと思いました。きっと川口さんが、真柴を演じているから、より魅力的になって、共感できる人もたくさんいらっしゃるんじゃないかなと感じました。

川口:駿は、本当に難しい役だと思うんですよ。根っこの部分には、過去のコンプレックスを抱えているのに、普段は自由人みたいな陽気な顔を浮かべていて。でも、ふとしたときに真柴にかけるセリフの中に本音が隠れていて、それが刺さる場面が多々あるんですが、一緒にお芝居をしていて私自身もそれを食らうことがあって。真柴の心をいい意味でかき乱してくれて、いろんな引き出しを開けてくれるので、とてもありがたいですね。これから駿の人柄というか、過去について明らかになっていったとき、視聴者の方も真柴と同じように駿に対する思いを重ねて見ていただけるのかなというのは、とても楽しみなところです。