黒島結菜、『明け方の若者たち』で北村匠海が一目惚れする彼女役に 井上祐貴らも出演

 北村匠海主演映画『明け方の若者たち』の追加キャストとして、黒島結菜、井上祐貴らの出演が発表された。

 ウェブライターであるカツセマサヒコの長編小説デビュー作を実写映画化する本作は、人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。下北沢、明大前、高円寺……退屈な飲み会で出会った彼女に、一瞬で恋をした。世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなはずじゃなかった人生”に打ちのめされる。大都会・東京に生きる若者が突然出会った人生最大の恋と、何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描く。

 主人公の“僕”役で北村が主演務め、監督を松本花奈、脚本を小寺和久が担当する。

 黒島が演じるのは、明大前の飲み会で僕が一目惚れする彼女。そして、新入社員の僕の同期で、後に親友となる尚人役を井上が演じる。そのほか、山中崇、楽駆、菅原健、高橋春織、三島ゆたか、岩本淳、境浩一朗、永島聖羅、木崎絹子、寺田ムロラン、田原イサヲ、わちみなみ、新田さちか、宮島はるか、佐津川愛美、高橋ひとみ、濱田マリがキャストに名を連ねた。僕の、母・知子役を高橋、彼女との出会いの場となる沖縄料理屋の女将役を濱田、友人に連れられて訪れた風俗で出会う風俗嬢・ミカ役を佐津川、上司・中山役を山中、もうひとりの同期・黒澤役を菅原、物語冒頭で参加する明大前での「勝ち組飲み」の主催者であり、同級生・石田役を楽駆がそれぞれ演じる。

コメント

黒島結菜

台詞を言葉にするのがとても難しくてわからないことだらけでしたが、今のわたしにできる精一杯ができたと思います。
北村くんとは3回目の共演だったので、安心して現場で過ごすことができ、井上くんは初めてなのに初めてじゃないような不思議な人でとても楽しくお芝居ができました。松本監督の演出は常に新しくて、ニヤッとしてしまうくらい面白かったです。
撮影が終わって少し経ちますが、今思い出すとすごく純粋で美しい時間でした。
誠実で一生懸命なこの物語を多くの方に見て感じていただけると嬉しいです。

井上祐貴

脚本を読んだ時、同世代の登場人物に共感して、とても楽しく読み進めました。
撮影合間の北村くんや黒島さんとの他愛もない会話も、まるで劇中の1シーンに感じる様な現場で、撮影中はそんな感覚で過ごしていました。
僕が演じさせて頂いた古賀尚人は、カッコよくてなんでもこなせる。でもその裏には努力やプライドがあるんだろうなと演じながら感じました。僕自身尚人からたくさん刺激を受けたこの作品。今は完成が楽しみです。

松本花奈監督

【黒島結菜を撮影して】
冒頭、沖縄料理屋での飲み会のシーンで、皆の輪に混ざろうとせず時間を持て余したように、ただそこに”いる”だけの「彼女」の姿をモニター越しに見たとき、思い描いていた「彼女」像とあまりに一致していて心臓がバクバクしたことを覚えています。黒島さんご自身は撮影の合間などは北村さんたちとワイワイ喋ったりしていて、とてもポジティブな空気感を纏われている方だという印象を受けました。ですが、カメラが回って「彼女」を演じ始めるとガラッと変わり、どこかセンシティブでつかみどころのない空気感を纏われていて、その振り幅に驚きました。「僕」から見た「彼女」の視点だけでは描ききれない”不安定さ”が「彼女」への興味が尽きない理由なのだと感じました。

【井上祐貴を撮影して】
井上さんとは今回2度目だったのですが、またご一緒することができて嬉しかったです。尚人という役柄は、友達想いで仕事への意欲もあり、良いときも悪いときも常にその時々のベストを追求できる男です。一見何でも出来すぎて嫌な奴にも見えそうですが、井上さんはそんな尚人をとても人間味溢れる人物として演じてくれました。描かれないところでの彼の悩みや葛藤が滲んでいるからこそ、一層愛される人物になっているかと思います。また北村さんや菅原さんとは実際仲が良さそうで、3人のシーンでちょいちょい挟まれるアドリブがリアルで面白かったです。

■公開情報
『明け方の若者たち』
2022年お正月全国ロードショー
出演:北村匠海、黒島結菜、井上祐貴、山中崇、楽駆、菅原健、高橋春織、三島ゆたか、岩本淳、境浩一朗、永島聖羅、木崎絹子、寺田ムロラン、田原イサヲ、わちみなみ、新田さちか、宮島はるか、佐津川愛美、高橋ひとみ、濱田マリ
監督:松本花奈
脚本:小寺和久
原作:カツセマサヒコ『明け方の若者たち』(幻冬舎刊)
公式サイト:akegata-movie.com
公式Twitter:@akewaka_info

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