『半妖の夜叉姫』最終回を迎えなお残る謎 半妖の娘たちが伝えたものとは

 高橋留美子原作のアニメ『犬夜叉』シリーズのスタッフが再集結し、次世代の物語を紡ぐ『半妖の夜叉姫』(読売テレビ・日本テレビ系)。第24話「殺生丸の娘であるということ」が3月20日に放送され、本作は衝撃の最終回を迎えた。

 前回、犬の大将を慕うがゆえに、彼に愛された人間やその血を引く半妖を憎む敵・是露(坂本真綾)と相見えた半妖の娘たち。せつな(小松未可子)の腕から伸びた血刀が是露の息の根をとめるも、時代樹に眠る妻・りん(能登麻美子)が是露と縁で繋がっていることを知っている殺生丸(成田剣)は天生牙で彼女を生き返らせる。しかし、そのことに激怒した是露は二度と蘇生できないように、何と殺生丸が犬の大将から受け継いだ天生牙を折ってしまったのだ。

 そこに現れたのが、獣王・麒麟丸(細谷佳正)だ。彼は是露の弟であり、四魂からは妖怪でも人間でもない存在がその身を滅ぼすと予言されている。実際に、とわ(松本沙羅)たちは時代樹から麒麟丸討伐を依頼されており、第18話において両者は交戦。敵サイドの妖怪と思いきや、姉が行った無礼を殺生丸やその母・御母堂(榊原良子)に詫びる姿から見ても、是露と目的を共有しているわけではない。

 しかし、殺生丸は麒麟丸の謝罪を受け入れず、今度は爆砕牙で是露を切りつけにかかる。理由は「これ以上はりんが悲しむ」から。殺生丸はりんのために天生牙を使ったが、代わりに生き返った是露はとわたちを手にかけようとしている。それを悟ったように、時代樹の中で涙を流すりん。殺生丸は愛する妻の気持ちを慮り、是露を退治することを決意したのだろう。

 麒麟丸は状況をみかね、7つ集まった虹色真珠を彼方へ飛ばす。そんな麒麟丸に対して絶縁を言い渡し、その場を去る是露。麒麟丸は是露を追いかけようとするが、彼女に特別な感情を抱いている理玖(福山潤)に背後から刺されてしまう。理玖は是露を追いかけ、殺生丸もまた麒麟丸に“剛臆の試し”を託して2人を追うのだった。

 かつて我が子を千尋の谷に落とし、這い上がってきた子だけを育てる獅子がいたという言い伝え。それが“剛臆の試し”である。

「殺生丸の娘ならば、生き残ってこその真価」

 第23話で御母堂が麒麟丸に語ったように戦国の世を生き抜くためには、圧倒的な力が必要だ。“半妖だから”というのは理由にならない。麒麟丸は娘たちに強くあれと願う殺生丸の意志を受け、とわとせつな、そして犬夜叉の娘・もろは(田所あずさ)に刃を向ける。