ディーン・フジオカ、『青天を衝け』で再び五代友厚に 町田啓太は土方歳三役で出演
吉沢亮が主演を務めるNHK大河ドラマ『青天を衝け』にディーン・フジオカと町田啓太が出演することが発表された。
本作は、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一(吉沢亮)を主人公とした、大河ドラマ第60作目。幕末から明治へと、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開いた渋沢の姿を描く。
ディーン・フジオカが演じるのは、連続テレビ小説『あさが来た』でも演じた五代才助(友厚)。長年の長崎遊学から世界情勢に通じており、貿易による富国強兵を唱えて渡英。留学中にパリ万国博覧会の情報をいち早く得て、薩摩藩としての参加を実現し、幕府の威信を落とす。この時、幕府側の一員として参加していたのが栄一だった。後に「西の五代、東の渋沢」と称される実業家となる。
町田が演じるのは、新選組副長・土方歳三。幕臣になった栄一とある任務で出会い、同じ百姓出身ということもあって意気投合する。鳥羽・伏見の戦いで敗れるが、官軍に抵抗して各地を転戦。榎本武揚や栄一の従兄・喜作(高良健吾)らと箱館に渡り五稜郭を占領するが、新政府軍との壮絶な闘いの中で戦死する。
コメント
ディーン・フジオカ(五代友厚役)※大河ドラマ初出演
大河ドラマに初めて出演させていただけることをとても光栄に思います。そして、連続テレビ小説『あさが来た』の時と同じ五代友厚役を再び演じる機会をいただいたことを心から嬉しく思うと共に、時を超えた不思議な縁を感じております。日本の近代史において「西の五代」が「東の渋沢」とどう関わり、大阪経済 復興に身を捧げたのか。その力強い生き様や、成し遂げた偉業について、視聴者の皆様と共に更なる理解を深めていけるよう「五代さん」を全身全霊で 演じます。
町田啓太(土方歳三役)
幼少の頃、木刀を振りながら新選組のダンダラ羽織を一度は羽織ってみたいと思っていた自分に、「楽しみにしていな」と出来るならば伝えたい心持ちです。あまり広くは知られていない渋沢栄一と土方歳三の関わり、交わらなさそうな人との出会いによって、何か変化が起こり今の時代にも繋がるなんて本当に面白い ものだなと感じます。バラガキ、土方歳三の誠とは何だったのか、寄り添いながら自分なりに体現したいと思います。
■放送情報
大河ドラマ『青天を衝け』
NHK総合にて、2月14日(日)より放送スタート
出演:吉沢亮、小林薫、和久井映見、村川絵梨、藤野涼子、高良健吾、成海璃子、田辺誠一、満島真之介、岡田健史、橋本愛、平泉成、朝加真由美、竹中直人、渡辺いっけい、津田寛治、草なぎ剛、堤真一、木村佳乃、平田満、玉木宏ほか
作:大森美香
制作統括:菓子浩、福岡利武
演出:黒崎博、村橋直樹、渡辺哲也、田中健二
音楽:佐藤直紀
プロデューサー:板垣麻衣子
広報プロデューサー:藤原敬久
写真提供=NHK