宮沢氷魚、『エール』に初登場! 華の心を射止めるロカビリー歌手はまさに適役?
いよいよ最終回までわずかとなったNHK連続テレビ小説『エール』。11月16日から始まる第23週「恋のメロディ」では、宮沢氷魚が新キャストとして登場し、主役の1人となる。宮沢が演じるのは、裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)の娘、華(古川琴音)が勤務する病院に怪我で入院してきたロカビリー歌手の霧島アキラという役どころ。今週のタイトルの通り、華とアキラの恋が描かれることとなる。
天才肌で著名な作曲家の父・裕一と情熱的で夢を諦めない母・音の一人娘として育った華は、少なからず劣等感を抱き、自分のやりたいことを見つけられず、母である音に反抗的な態度をとっていた時期もあった。そんな華も、「人の役に立つ仕事がしたい」と看護学校へ進み、仕事に打ち込む毎日を送っている。
華自身は両親と同じ音楽の世界に進まなかったが、音楽に導かれるように出会い、結婚した裕一と音の強い影響を受けて育っている。恋する相手がロカビリー歌手というのも不思議な縁といえよう。
本作で朝ドラ初出演となる宮沢氷魚は、アメリカ・サンフランシスコ出身で、『MEN’S NON-NO』専属モデル。魅力的なロカビリー歌手という役柄にもぴたりとハマる。2017年放送のドラマ『コウノドリ』(TBS系)の研修医・赤西吾郎を演じたのが俳優デビューで、翌年2018年には『トドメの接吻』(日本テレビ系)に布袋道成役で出演。以降ドラマ、映画、舞台にと活動の幅を広げている。
そして、2019年に放送されたドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)の伴野丈役で話題をさらう。32歳、独身、彼氏なしの「おひとり様女子」の鐘子(杏)が一人旅の最中に出会った丈(宮沢氷魚)に「既婚」だと嘘をついたことから恋が始まるという東村アキコ原作の恋愛ドラマで、ミステリアスなカメラマン役が妙にハマり、注目を浴びた。
宮沢が演じた丈は、婚活疲れした派遣社員の主人公が嘘を重ねてでも手放したくないと夢中になれるほど、女心をつかむ才能にあふれた人物であり、見た目の美しさはもちろんだが、守ってあげたくなる危うげな面も持ち合わせていた。女性に「この人のことを守りたい」と思わせるところが、『エール』の華も看護するうちに恋愛に……という展開にもつながりそうだ。