『麒麟がくる』いよいよ本編放送再開へ!  本木雅弘、片岡愛之助ら、名武将たちの集大成が繋ぐ

『麒麟がくる』いよいよ本編放送再開へ

 総集編3回目のラストを飾る桶狭間の戦いでは、今川軍と戦う信長軍と、今川義元(片岡愛之助)の配下から脱しようとする松平元康(風間俊介)の姿が映し出される。竹千代と呼ばれた幼少期から三河の人質として織田家と今川家に留め置かれていたが、いよいよ支配から脱することに。元康を演じた風間の誠実そうな瞳と、駒のように扱割れることに対する反抗心をはっきりと提示する様子は、堂々としていて気持ちが良い。さらに、義元が討たれるシーンでは、上から飛びかかり義元を突き刺す大役を今井翼が担っている。今井が演じるのは織田の家臣・毛利新介。飛びかかる新介の姿を義元の瞳が捉えたシーンに、SNSでは感嘆の声が溢れた。歴史を動かす瞬間をダイナミックに、機転の効いた演出で描いたこの場面は、『麒麟がくる』の名シーンの中の一つとなるだろう。

 次週、8月30日からはいよいよ『麒麟がくる』の本編が再開する。予告では、滝藤賢一や本郷奏多の姿も映し出された。これまで活躍してきた登場人物と、新たに加わる登場人物とが織りなす化学反応に期待が膨らむ。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■放送情報
『麒麟がくる』まであと1週! これまでの名場面すべて見せます
総集編(3)誇り高く
8月23日(日)
20:00~20:45/NHK総合・BS4K ※土曜の再放送あり
09:00〜09:45/BS4K
18:00〜18:45/BSプレミアム
写真提供=NHK

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