山田杏奈×玉城ティナW主演で『荒ぶる季節の乙女どもよ。』ドラマ化 漫画原作の岡田麿里が脚本

山田杏奈×玉城ティナで『荒乙』実写ドラマ化

 山田杏奈と玉城ティナがW主演を務める連続ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』が、9月8日深夜よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送されることが決定した。

 本作は、岡田麿里が原作、絵本奈央が漫画を手がけた、『別冊少年マガジン』(講談社)で連載されていた同名漫画を、昨年7月から放送されていたアニメ化に続き実写ドラマ化する“性”に翻弄される文芸部に所属する女子高生5人の物語。変わり者の多い文芸部は他の生徒からは「掃き溜め」と揶揄され、部員は皆、色恋沙汰とは縁遠い学生生活を送っていた。ある日、文芸部で「死ぬ前にしたいこと」について語り合っていた時、部員の一人が投じた「セックスです」という発言。その瞬間から彼女たちは、これまで目を逸らしてきた自らを取り巻く“性”に向き合い、“性”に振り回される日々が始まるのだった。

 主人公の小野寺和紗を演じるのは、映画『小さな恋のうた』で第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した山田。そして、菅原新菜役を、映画『Diner ダイナー』『惡の華』でヒロインを演じ、第44回報知映画賞新人賞に輝いた玉城が務める。山田が演じる小野寺和紗は、いわゆるザ・普通の妄想女子で、幼なじみの典元泉との“とある事件”をきっかけに、ますます性に思い悩み始める文芸部の高校1年生。そして、和紗と同級生ながらも大人びており、ミステリアスな雰囲気の菅原新菜は、文芸部で「死ぬ前にしたいこと」について語り合っていた時、「セックスです」という一言を投じた張本人で、学内で噂の美少女だ。

 さらに、この2人が所属する文芸部の部長・曾根崎り香役で、『Seventeen』専属モデルで女優としても活躍する横田真悠、小野寺和紗の大親友の文芸部員・須藤百々子役で、1歳から子役として芸能活動をスタートしている畑芽育、そして自身で小説も執筆しており謎の作家オーラを醸し出す文芸部2年・本郷ひと葉役で、ドラマ『だから私は推しました』(NHK)の出演で話題となった田中珠里が出演する。

 監督を務めるのは、映画『はらはらなのか。』、ドラマ『恋のツキ』(テレビ東京系)の酒井麻衣。セカンド監督を、映画『溶ける』『真っ赤な星』の井樫彩が担当する。また、脚本は本作の原作者でもある岡田が執筆。自身の原作の漫画作品を、昨年放送されたアニメの脚本に加え、実写ドラマの脚本も手がけるのは岡田自身も初の試み。原作・アニメとは異なった、実写ドラマにマッチした『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の世界を再構成した。岡田は「キャストの皆さんが役柄にぴったりすぎて…思わず変な声が出てしまいました! 皆さまにもぜひ、テレビの前で変な声をだしていただきたいです」とコメントしている。

 なお本作から、ドラマイズム枠のMBSの放送枠が日曜深夜から火曜深夜に枠移行。そのため、関東と関西が同日のスタートとなり、9月8日(MBS:24時59分〜、TBS:25時28分〜)から放送開始となる。また、TBSでの放送終了後から、TSUTAYAプレミアムにて独占配信(他社見逃し配信を除く)も決定した。

 キャストとスタッフからはコメントも到着。さらに、本作のファンであるという押見修造、ハライチ岩井勇気、はじめしゃちょーからはお祝いコメントが寄せられている。

コメント

山田杏奈(小野寺和紗役)

和紗は、戸惑いながらも真っ直ぐ進んでいく様がとても魅力的な子だと思いました。十代の一瞬のゆらぎを、勢いを大切に、かつ柔軟に表現していきたいです。今までにないようなドラマになるのではないかと思います。個性豊かで愛らしい文芸部員たちの「荒ぶる」様を是非楽しみにしていてください!

玉城ティナ(菅原新菜役)

菅原新菜役を演じさせてもらう事になりました、玉城ティナです。脚本を読んだ時に一番新 菜に共感しました。彼女の突拍子のなさ、かわいらしさ、冷静さ、奥底に抱える矛盾を、ひとつひとつ取り出していきながら、しかし異質な存在ではなくあくまでも一女子高生として描ければと思っています。文芸部、私も学生だったら入りたかったな。

横田真悠(曾根崎り香役)

曾根崎り香を演じさせていただくことになりました、横田真悠です。オーディションに受かったと報告を受けたときは、とても嬉しく、ワクワクしたことを覚えています。原作の漫画やアニメを見て、曾根崎はいろんな面を持っている女の子だと感じました。一瞬で何十個もの言葉やフレーズが頭の中で動いているような、強がりで、正義感や真面 目さも持ちつつ、高校生ならではの新鮮な姿を大切に演じたいと思っています。荒ぶる私達 の純粋な気持ちを、青春を、一緒に感じていただけたら嬉しいです。

畑芽育(須藤百々子役)

須藤百々子役を演じます畑芽育です。愛おしいこの文芸部の一員として今回実写ドラマに出演させていただけること、とても嬉し く光栄に思います。思春期ならではのもどかしくて甘酸っぱい大切な瞬間を、もーちんの切ないながらも美しい感情を全力で表現していきます。『荒ぶる季節の乙女どもよ。』9月の放送を楽しみに待っていてください。

田中珠里(本郷ひと葉役)

出逢いや言葉で少しずつ少女から大人へと変わっていく姿や、其々の個性の豊かさに、きっと登場人物の中の誰かに共感して応援したくなる様な作品です。この作品に対するスタッフさんの計り知れない想いを感じています。その想いに応えられるよう、まだまだ未熟な自分に対する悔しさと弱さを乗り越えて本郷ひと葉を全身全霊で演じます。沢山ぶつかって忘れられない存在になるように荒ぶっていきたいと思います。

酒井麻衣(監督)

私は、思春期にグリム童話を読んで、性に目覚めました。その頃の私は、性に向き合う事に後ろめたさがあり、友達に「赤ちゃんてどうやってできるか知ってる?(ニヤニヤ)」と聞かれて「コウノトリさんが運んでくるの」と義務的に言わなければいけない気がしていたのです。 あの荒ぶっていた季節の記憶が、漫画を読んだ時に一気に弾けました。タイムカプセルを開けたかの様に、性に振り回されていた酸っぱさが蘇ってきました。誰もが通ってきた(今通ってる方もいるであろう)性を知る瞬間の戸惑いと、大人の階段を登っていくドキドキを、愛をもって届けたいと思います。岡田先生、絵本先生の素晴らしい原作をスタッフ一同、一丸となって描ききります。そして、荒ぶります。

岡田麿里(原作・脚本)

80年代に放映されていたような、ちょっとエッチでお馬鹿な青春テレビドラマ……を、漫画でみてみたい!というのが、荒乙の出発点でした。それが実際のテレビドラマになるなんて、不思議な気持ちです。熱意ある監督やスタッフの皆さんに恵まれ、そしてキャストの皆さんが役柄にぴったりすぎて…思わず変な声が出てしまいました! 皆さまにもぜひ、テレビの前で変な声をだしていただきたいです。

絵本奈央(漫画)お祝いイラスト

(c)岡田麿里・絵本奈央/講談社

押見修造(お祝いコメント)

漫画版を読んでいました。性と自意識の衝突というテーマを、僕はいつも男の子の側から描きますが、岡田さん&絵本さんが女の子の側から描くとなるほどこうなるのか!と思いました。セックスや性欲や愛、といった言葉に収まりきらない、名前をつけたくないような剥き出しの情動を、物語の中で再現し肯定する試みのように感じました。それを生身の役者さん達が演じるとき、よりムズムズとゾクゾクと、そしてキラキラと伝わってくるものがある予感がします。

ハライチ岩井勇気(お祝いコメント)

この作品のアニメのファンなのですが、 原作者である岡田麿里さんは物語への感情の乗っけ方が抜群で、10代の女の子とはこんな行動原理で動いてるんだと、30代の男はキュンとしました。 綺麗なセリフも多いので、実写版がどう表現されるのか楽しみにしています。

はじめしゃちょー(お祝いコメント)

(c)UUUM

『荒ぶる季節の乙女どもよ。』ドラマ化おめでとうございます! 僕はアニメ化された際に存在を知り、全て拝見しました。学生時代のヲタク寄り(?)の女子生徒の濃い会話がブッ飛んでいて、同じような思想を持つ身として、かなり爆笑させていただきました。ハードな内容が多いながらも、青春チックで心がアツくなるような回もあるので、ドラマ化された『荒ぶる季節の乙女どもよ。』でどのように 表現されるのか、とても楽しみにしています!

■放送情報
ドラマイズム『荒ぶる季節の乙女どもよ。』
MBS/TBSにて、9月8日(火)スタート
MBS:毎週火曜24:59〜/TBS:毎週火曜25:28〜
出演:山田杏奈、玉城ティナ、横田真悠、畑芽育、田中珠里ほか
原作:『荒ぶる季節の乙女どもよ。』原作・岡田麿里/漫画・絵本奈央(講談社『別冊少年マガジン』所載)
監督:酒井麻衣、井樫彩、水波圭太
脚本:岡田麿里
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
製作:カルチュアエンタテインメント・MBS
公式サイト:https://www.mbs.jp/araoto_drama/
公式Twitter:@araoto_drama
公式Instagram:araoto_drama
(c)岡田麿里・絵本奈央、講談社/2020 ドラマ荒乙製作委員会・MBS

■配信情報
TSUTAYAプレミアムにて、9月8日(火)TBS放送終了後より独占配信開始
※他社見逃し配信を除く
※状況により配信日時が変更になる場合あり
TSUTAYA特設ページ:http://tsutaya.jp/araoto_pr/

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