「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『アドリフト 41日間の漂流』
そして、原作者のタミー・オールダム・アッシュクラフトは現在も航海を続けているという。ここまで「海が怖い」というイメージばかりを伝えてしまったが、それでも私たちが海に惹かれてしまう理由である、美しさ、そして雄大さという魅力も本作には詰まっている。キラキラとした水面に、風に乗って海を進んでいく船と、地平線を見つめる人々の眼差し。この作品を観てもなお、海に行かないと決めながら、どこかで海により惹かれてしまう結果になってしまうだろう。過酷な漂流を実体験した本人でさえ、永遠に大海原を追い求め続けてしまうくらいに。
延期となっていた作品の新しい公開情報も続々と発表されている。自粛期間でNetflixやAmazon Prime Videoで映画にハマってしまった人も多いと思うので、ぜひ劇場で新作に触れてほしい。
■公開情報
『アドリフト 41日間の漂流』
新宿バルト9ほかにて公開中
監督:バルタザール・コルマウクル
出演:シャイリーン・ウッドリー、サム・クラフリン
配給:キノフィルムズ/木下グループ
2018年/イギリス・アメリカ/英語/カラー/スコープサイズ/5.1ch/96分/字幕翻訳:チオキ真理/原題:Adrift
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公式サイト:http://adrift-movie.jp
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