『エール』窪田正孝×二階堂ふみの“にやけ顔”が止まらない 古川雄大の強烈キャラも話題に

『エール』裕一と音の人生が遂に交錯

 ついに交錯し始めた裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)の人生。『エール』(NHK総合)第19話では、福島と豊橋を結ぶ文通がスタートする。

 ストラヴィンスキーが審査員を務める「国際作曲コンクール」に送った交響曲「竹取物語」で、“どすごい賞”を受賞した裕一にファンレターを送った音。待ち焦がれていた裕一からの返信に、音は喜びを隠せない。そこには、歌手を目指していること、幼少期に学芸会の演目で「竹取物語」のかぐや姫を演じていたということに共感を覚え、好きな詩と音階を教えてくれれば、音のために曲を書くと綴ってあったのだ。

 そこで文学好きの梅(森七菜)が音に手渡したのは、「君を思えばはるかなり」から始まる「君はるか」と題された詩。今度は裕一が楽譜と歌い方の細かなアドバイスを付けて返信をする。裕一はすっかり陽気にエアで指揮を取り、音は返ってきた手紙に口づけをするなど、恋い焦がれた様子。音が会ったことも、話したこともない裕一を想像し、手紙を読む際に聞こえてくる裕一の声は、ほんの少しハンサムにも聞こえてくる。

 送られてきた裕一の写真に、音は豊橋名物の竹輪を頬張りながらにやけ顏。姉妹の吟(松井玲奈)、梅も後押しし、それから2人は数え切れないほどの文通を重ねていく。好きな音楽から家族や友人、将来の夢、不安を通わせる裕一と音。「今後作曲する全てをあなたに捧げます」という裕一からのメッセージと歌の先生である御手洗(古川雄大)からの「あなたも行ったらいいじゃない」という言葉に心動かされ、音は裕一のドイツへの5年間の留学に付いていこうと思い始める。しかし、団体からの支援と免除がある裕一に対して、音にあるのは自身が信じる運命と音楽が好きな思いのみ。膨大な渡航費がかかる上に、梅からは「私は自分の力しか信じない」と現実を突きつけられる。一方の裕一も、ドイツに留学するのか、それともこのまま権藤家に養子に入り実家の喜多一を救うのか。音楽を取るか、家族を取るかで揺れていた。

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