『竜の道』松本まりかが高橋一生に心乱される社長令嬢役、奈緒が玉木宏を支える“笑わない女”役に
カンテレ・フジテレビ系にて4月14日より放送がスタートする玉木宏主演ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』のレギュラーキャストとして、松本まりか、奈緒、今野浩喜、渡辺邦斗の出演が発表された。
本作は、両親を自殺に追いやった運送会社社長への復讐を誓った双子の兄弟を描いたサスペンス。復讐のために心を捨て、顔も名前も変え、裏社会に身を投じた主人公・竜一を玉木が演じ、竜一の双子の弟で、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二を、玉木とは初共演の高橋一生が演じる。また、双子にとって血のつながりのない妹・吉江美佐を松本穂香が演じる。
数多くの作品で強烈な印象を残してきた松本が本作で演じるのは、竜一と竜二にとっての復讐相手・霧島源平(遠藤憲一)の娘・霧島まゆみ。大手運送会社・キリシマ急便の社長令嬢として裕福な家庭で育ったまゆみは、フードコーディネーターとして注目されることで承認欲求を満たしつつ、派手な私生活を送り、周囲に対して尊大な態度を取るワガママな女性だ。さらに、源平譲りの狡猾さも併せ持っており、何事も自分の思い通りに進まないと気が済まない。物語が進むにつれて、次第に竜二(高橋一生)がまゆみに接近していくが、それは双子の復讐計画の一環で、いわば仕組まれた恋。復讐のため策略を巡らせる竜二と、一筋縄ではいかないまゆみの関係は、予測不能の展開を見せ、まゆみの思わぬ本性があらわになっていく。竜一と竜二の復讐劇に、波乱を起こすまゆみの根底にあるのは、純愛なのか、策略なのか。松本は、回を追うごとに視聴者に新鮮な驚きを与える役どころに「こんなにも大きな宝と興奮をもたらしてくれたこの悪女の本性に、皆さまの心がザワッとしてくだされば本望」とコメントしている。
奈緒が演じるのは、竜一が携わるグレーな仕事をサポートするITのプロ・遠山凛子。竜一を一番近くで支えながらも謎に包まれた彼女は、“笑わない女”だ。頭脳明晰だが、常に冷静かつ無表情で仕事をこなす姿に対して、竜一も「客の前では笑えよ」と注意するが、当の本人はどこ吹く風。竜一の正体は知らないが、報酬さえもらえればハッキングなど違法なことでもやるというスタンスで、竜一とは奇妙な信頼関係を築いている。個性豊かな登場人物たちの感情が交錯する本作において、ひときわ存在感を放つ役どころに挑戦する奈緒は、「凛子さん自身とても謎めいたおもしろい女性」と自身の役柄について語っている。
今野が演じるのは、竜一が出会う人当たりが良くお調子者の砂川林太郎。共演する奈緒も「クスッと視聴者の皆さんのお箸が休まる瞬間になったら」と抱負を語るように、シリアスでスリリングな展開が続くドラマにおいて、砂川とクールな凛子とのやり取りは、コミカルでホッとする場面となるようだ。
渡辺は、キリシマ急便で、源平の秘書を務める大友由伸を演じる。ワンマン経営者である源平と、そんな父親への不満を募らせる息子・晃(細田善彦)の対立が繰り広げられる社内で暗躍する大友。渡辺自身、「『裏がありそうで一番嫌なタイプ』と言われるキャラクターになっていけたら」と語るように、本音と建て前を巧みに使い分け、物語をさらにかき回す存在となる。
コメント
松本まりか
■作品・脚本を読んだ際の印象、自身が考える見どころ
2人の復讐劇によってもたらされるさまざまな登場人物たちの“人生の転機”が深く描かれていて、それぞれの登場人物たちの、そのかけがえのない瞬間を、人生における宝を獲得していく瞬間を目の当たりにできる作品です。
■まゆみの印象とどう演じていきたいか
超強気な社長令嬢にして相当な悪女。ほぼ確実にそう映るでしょう。言葉も態度も超ド級ですから。そんな彼女への理解に悩みに悩み、ようやくまゆみの本性を発見した時の、あの雷に打たれたような衝撃。目から鱗でした。なんという金脈が埋まっていたのかと。それは私自身生きる上でも大事な気付きでした。皆様にも私が体験したような驚きをお届けできればいいのですが…。私はこのまゆみという女性を完遂したい。こんなにも大きな宝と興奮をもたらしてくれたこの悪女の本性に、皆さまの心がザワッとしてくだされば本望です。
■撮影に向けて楽しみな点や意気込み
私が演じるまゆみは、高橋一生さん演じる竜二と深く深く絡んでいく役です。竜二と出逢ったことで運命が動き出し、彼からたくさんの影響を受け、まゆみが一体どんな風になっていくのか。竜二に出逢うまで気付かなかったことを、彼は与えてしまう。その関係性は、とても緻密で繊細で、何よりも非常に強い“やりとり”となっていくと思います。そして遠藤憲一さんと斉藤由貴さん、細田善彦さんと作る復讐対象の霧島家。全てを持っているのに、大切なものは何も持っていない。強固で脆い一触即発な“家族”を作れること、とてもとても楽しみにしています。
奈緒
■作品・脚本を読んだ際の印象、自身が考える見どころ
「復讐」というとても強い目標に向かう竜一と竜二がどこにたどり着くのか、目が離せない作品だと思いました。そしてこれから、「2人の過去を知らない人」「過去を知る人」が入り混じって起きる変化も楽しみです。
■凛子の印象と撮影に向けて楽しみな点や意気込み
作中で描かれるかは分かりませんが、凛子さん自身とても謎めいたおもしろい女性だと思います。竜一さんとの関係を大切にしながらそばにいたいです。今野さん演じる砂川さんとの掛け合いもとても楽しみです! 砂川さんとのシーンは、クスッと視聴者の皆さんのお箸が休まる瞬間になったらいいなと思います。
今野浩喜
■作品・脚本を読んだ際の印象、自身が考える見どころ
脚本の印象と言うか、こんなに撮影に入る前から脚本がそろってるドラマは珍しいと思います。コレは脚本に関わった方々が時間をかけて会議を重ねて準備した証しであって、放送と撮影に追われてその場しのぎの展開でお茶を濁すのではなく、最終話の最後の最後までを見据えたしっかり筋の通った物語になるのではないかと、出る側でありながら期待しています。
■砂川の印象と、撮影に向けて楽しみな点や意気込み
砂川の印象は一見弱々しい人間っぽいのですが、結構ピンチの場面でも自分の意見をなんだかんだしっかり言うし、正義感が強く自分にウソをつかない奴だなぁと思います。勇気がある。視聴者の方には関係のない事ですが、原作の白川さんが「ふざけんな」と思わないような取り組みをしていきたいと思います。
渡辺邦斗
■作品・脚本を読んだ際の印象、自身が考える見どころ
それぞれの登場人物が綱渡りのような緊張感とスリリングな中に生きている脚本なので、展開がとても気になります。毎回、復讐する側とされる側の攻防が繰り広げられるのですが、相手をやり込めるためにかなり際どい手を使い攻撃を仕掛け、それをさらに上回る予想出来ない方法で攻撃を回避していく、それがこの作品の見どころの一つです。
■大友の印象と撮影に向けて楽しみな点や意気込み
大友に最初に抱いた印象は「二面性」でした。その部分を最大限に活かし、「裏がありそうで一番嫌なタイプ」と言われるキャラクターになっていけたらと思います。何より、遠藤憲一さんと共演させていただくことが非常に楽しみです。源平の迫力をビシビシと感じながらの撮影になると思うので、その緊張感を感じていただけるように、全力で秘書・大友を演らせていただきます。ぜひ、ご覧ください!
■放送情報
『竜の道 二つの顔の復讐者』
カンテレ・フジテレビ系にて、4月14日(火)スタート 毎週火曜21:00〜放送
出演:玉木宏、高橋一生、松本穂香、細田善彦、奈緒、今野浩喜、渡辺邦斗、西郷輝彦(特別出演)、松本まりか、斉藤由貴、遠藤憲一ほか
原作:白川道 『竜の道』 (幻冬舎文庫)
脚本:篠崎絵里子(「崎」は「たつさき」が正式表記)、守口悠介
音楽:村松崇継
プロデュース:米田孝(カンテレ)、水野綾子(共同テレビ)
演出:城宝秀則、岩田和行、紙谷楓、吉田使憲
制作:カンテレ、共同テレビ
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/ryu-no-michi/
公式Twitter:https://twitter.com/ryunomichi_ktv