本田翼、『絶対零度』続投で意外な告白 「サバサバした小田切は自分に近い役」

 女優のみならず、モデルや近年はYouTubeチャンネルを開設など活動が多岐にわたる本田翼だが、2019年は本業の女優業で特に目覚ましい躍進を見せた。ドラマではフジテレビの月9『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』など4作に出演(声の出演含む)、映画2本、劇場アニメ1本と大活躍。続く2020年の1作目を飾るのが、2018年7月クールに放送されて好評を博した刑事ドラマの続編となる『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(前作と同一タイトル、以下『絶対零度』)だ。

 前作同様、主演の沢村一樹、共演の横山裕とともに、“未来の犯罪者”を潜入・追跡捜査し、犯罪を未然に防ぐ特命班「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)のメンバー・小田切唯としてシリーズをけん引する本田翼にインタビュー。

 「続編はどうなんだろうと思っていた」との意外な告白から、さらに意外な「小田切は自分に近い」との告白。前作で初めて挑戦し、高い評価を得たアクションについて、また年明けスタートの本作にちなみ、2019年の振り返りや2020年の抱負も聞いた。

「新しい可能性を見つけさせてくれる存在」


――かなり早い段階から、続編のお話が出ていたようですね。

本田翼(以下、本田):そうですね。前作をやっている途中から、そんな雰囲気はありました。でも私は「どうなんだろう……」と思っていたんです(笑)。

――え! なぜですか!? 続編というのは、視聴者に支持されたからこそできるものかと。

本田:人気だからといった理由だけで、またやるというのは違うと思ったんです。漫画などでも、中途半端に次がありそうな感じの終わり方をするものはどうなんだろうと思ってしまうので。なので、『絶対零度』もそうした終わり方をして続編に繋げるとかはイヤだなと思っていました。でも前作の『絶対零度』はきちんと納得できる終わり方をした。その上で、続編ではミハンのメンバーが入れ替わったり、私が演じてる小田切もサバサバした部分だけではない面を見せたり、沢村さん演じる井沢さんたちのもっと深い過去にも触れていたりしていて、続編をやる意味をとても感じました。

――これならイケるぞと。

本田:はい、思いました。実際、脚本を読んだらすごく面白くて。「え、どうなるの!? 先は??」とまんまとハマってしまいました(笑)。なので、続編をやることができてよかったと素直に思っています。

――本田さんにとって、このシリーズはどのような存在として自分の中にありますか?

本田:前作で初めてアクションをやらせていただきました。小田切のような結構クールな役というのも初めてでした。なので、このシリーズは、自分にとって新しい可能性を見つけさせてくれる存在かなと思っています。

――放送後は、どんな反響がありましたか?

本田:この作品をやったあとに「あのドラマでかっこよかった子ね」と言ってもらえるようになったのが、すごく嬉しかったです。「かっこいい」と言われたのは初めてのことだったので。

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