『ケイジとケンジ』桐谷健太×東出昌大が目指す最強タッグ 「『エイリアンVS.プレデター』みたいな(笑)」
東出「青春だったと思える仕事との向き合い方をしていきたい」
ーー本作において、お二人が役作りで心がけていることはありますか?
東出:これまで、ああでもないこうでもないと頭でっかちに考えていたんですが、ここ1年はシンプルに台本を読むようにしています。だから、例えば台本に「未必の故意」みたいな知らない言葉があれば、一つ一つ調べるようにしています。セリフを淀みなく喋るには意味を理解する必要があるので、台本をしっかり読み込むというのが今回の一番の役作りかもしれません。
桐谷:豪太は元体育教師という役柄なので、教師時代など過去の豪太はどう生きてきたのかすごく想像しました。柄の悪い生徒とどう向き合ってきたんだろうとか、生徒側に立って先生と喧嘩したりもしたような人だろうとか考えたり……豪太の「犯罪を撲滅したい」という心意気、勇気を、過去を想像することで大きくしていきました。豪太は、きっと子供の頃に好きな女の子を助けて「ありがとう」と言われたことが未だに忘れられないような人なんだと思います。専門用語に関しては、東出と同じように僕も六法全書を“読む”というより“食う”みたいな(笑)。頭で覚えるというより咀嚼して吸収することで、声の出し方や感覚も変わってきました。
ーー今年で桐谷さんは40歳、東出さんは32歳を迎えます。それぞれ40代、30代のビジョンは?
桐谷:直感なんですが、40代になったらまた新しい何かができるような気はしていますね。以前はすごく力が入っていたことが、リラックスしてやれるようになってきたと思います。40代ならではの世界が今から楽しみですね。
東出:振り返ってみると、20代でこの世界に飛び込んで、右も左も分からないまま、濁流の中で仕事をしていたように思います。ありがたいことにいろいろなお仕事の話をいただいて、たくさん現場を経験したいからとスケジュールを詰め込んでしまったがために、自分のキャパシティからこぼれてしまったと思う機会も度々あったんです。無理をするのではなく、忙しかったけど青春だったと思える仕事との向き合い方をしていきたいと思います。
■放送情報
木曜ドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』
テレビ朝日系にて、2020年1月16日(木)スタート 毎週木曜21:00~21:54放送
出演:桐谷健太、東出昌大、比嘉愛未、今田美桜、磯村勇斗、柳葉敏郎、風間杜夫
脚本:福田靖
チーフプロデューサー:黒田徹也(テレビ朝日)
プロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)、飯田サヤカ(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、松野千鶴子(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
演出:本橋圭太(アズバーズ)、及川拓郎
制作協力:アズバーズ
制作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日
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