『ターミネーター:ニュー・フェイト』新キャスト陣が語る、過酷な体作りとレジェンドたちへの思い

『ターミネーター:ニュー・フェイト』新キャスト陣が語る、過酷な体作りとレジェンドたちへの思い

 『ターミネーター』シリーズ最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』が現在大ヒット公開中だ。1984年公開のシリーズ第1作『ターミネーター』、その7年後の1991年に公開された『ターミネーター2』(以下、『T2』)以来、シリーズ生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作に復帰し、『デッドプール』のティム・ミラー監督のもと、『T2』の正統な続編が描かれる本作。T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーとサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンが『T2』以降初めて顔を揃えたことも話題となっている。

 本作には、シュワルツェネッガー演じるT-800とハミルトン演じるサラ・コナーに加え、メインキャストとして重要な役割を果たす3名が新たに登場。最新型のターミネーター・REV-9役のガブリエル・ルナ、未来からやってきた強化型スーパーソルジャー・グレース役のマッケンジー・デイヴィス、REV-9に襲われ、グレースに助けられることになるダニー・ラモス役のナタリア・レイエスだ。来日した3人に、過酷な撮影やシュワルツェネッガーとハミルトンとの共演などについて話を聞いた。

マッケンジー・デイヴィス「映画的言語が全く違った」

ーー今回シリーズ初参加となった皆さんですが、やはりアクションが見どころとなっていますね。役作りのための体作りも大変だったのではないでしょうか?

ガブリエル・ルナ:(以下、ルナ):僕の場合は、アーノルド・シュワルツェネッガーとロバート・パトリックに続くターミネーターを演じるということで、彼らを讃えるためにも深い分析をして役に臨む必要があった。それと、ターミネーターは最初に青い光の中から裸で登場するイメージが強かったから、カッコよく登場するために体を作らないといけないなと思っていたんだけど、それだけではなくて、最後までこの作品でREV-9を演じ抜くためにもそれだけの体を作る必要があることに、撮影をしていく中で気づいていったんだ。毎日、1時間半ぐらいトレーニングをして、4〜5時間ぐらいスタントをやって、さらに兵器関係のトレーニングもやったりしたよ。大変だったけど、本当にやってよかったね。

ーー聞くところによると、アーノルド・シュワルツェネッガーと一緒にトレーニングをしていたそうですね。

ルナ:そうなんだ。実は今朝も一緒にトレーニングをしたよ(笑)。撮影当時、アーノルドは心臓の手術を受けたばかりで、できることに限界があったんだけど、それでもトレーニングはし続けていた。アスリートとして適応してくその姿にはすごく感銘を受けたよ。彼の姿を見ているだけで、いろいろ学びになった。アーノルドは、繰り返しの動作がとにかく全部同じで、ペースも絶対に崩れない。とにかく一貫しているのがマシンみたいでスゴいんだ。だから、僕もなるべく近いかたちでトレーニングしようと努力していたよ。72歳であれだけできるのは本当にスゴいとしか言えないね。

マッケンジー・デイヴィス(以下、デイヴィス):私もここまで体を準備して臨む作品は初めてだった。グレースは、ナタリア演じるダニーを守る役柄だから、映画を観ている人が信じられるような体を作らなければいけなかったの。強かったり能力を持っていたりということだけでなく、細かい動きにも説得力を持たせなければいけなかった。私自身は本当はちょっとドジなんだけど、そこが隠れるようにする必要もあったわね(笑)。

ーー今までのあなたのキャリアからは想像できない役柄でした。これまでのキャリアにおいても最もチャレンジングな作品でしたか?

デイヴィス:身体能力を求められない役と比べて、今回がより大変だったというわけでないかも。ある意味、全く違う世界という言い方のほうが正しいの。アクション映画はセリフを言う時間がとても少ない。走って走って走って「早く!」とセリフを言って、また走って走って走って「撃たれないよう!」と言う感じ(笑)。だからその短いセリフの時間の中にどれだけ意味を持たせられるかがポイントだと思う。だいたいそのセリフはコマンド系が多いかしら。

ルナ:「俺は未来から来た。早く車に乗れ!」とかね(笑)。

デイヴィス:そうそう(笑)。そういう感じで、映画的言語が全く違ったの。

ナタリア・レイエス(レイエス):本当にその通り。ジャンルによって使われる映画的言語は違うものだけれど、私にとっては今回が初めてのアクション映画ということもあり、一からその言語を学んでいく必要があった。どの作品も肉体的にハードではあるけれど、今回はとにかくノンストップでアクションを撮り続けていたこともあり、全く新しい経験だった。私にとっては、間違いなく今までで一番大きなチャレンジだったわ。6カ月間の撮影を生き抜くために体を作らなければならず、毎日3〜4時間しか寝てなかったぐらい。体作りは本当に大変だった。

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