染谷将太が思い出した“味噌汁”にまつわる家族のエピソード 『最初の晩餐』特別映像公開
11月1日より全国公開される映画『最初の晩餐』より特別映像が公開された。
本作は、サザンオールスターズのドキュメンタリー映画をはじめ、CMやミュージックビデオなどを手がけてきた常盤司郎監督による、構想7年をかけたオリジナル脚本の長編映画デビュー作。ある家族の父親の通夜の夜、母が仕出し屋を突然キャンセルし、 “通夜ぶるまい”に目玉焼きを出す。みんなが戸惑う中、父が残した1冊のノートから作られた思い出の料理が次々と出てくるなか、父との時間が蘇り、家族も知らなかった秘密が浮き彫りになっていく。
主人公・麟太郎役で染谷が主演を務める。その姉・美也子役に戸田恵梨香、兄シュン役に窪塚洋介が名を連ね、斉藤由貴と永瀬正敏が両親役で出演。森七菜や楽駆らも出演する。
お通夜の後に食事をしながら故人の思い出を偲ぶ “通夜ぶるまい”。地域によっても様々なかたちがあるが、『最初の晩餐』では、父・東日登志(永瀬正敏)の遺言で家族の思い出が詰まった様々な料理が登場し、一家の過去と現代の記憶を繋ぐ。今回公開された映像は、主人公・麟太郎(染谷将太)が通夜ぶるまいで出された味噌汁を吸いながら思い出した、味噌汁のエピドーソとなっている。
朝食の準備が整えて「いただきます!」と食卓を囲んだみんながご飯を食べ始めたところ、母・アキコ(斉藤由貴)が作った赤味噌の味噌汁に「なにこれ、濁っとる。いつも白かったし、ママの味噌汁がよかった」と、本音を漏らす美也子(森七菜)。それに対し、兄・シュン(楽駆)は「じゃ、食べなきゃいいじゃん」と声をあげ、ムカッとなった美也子はその場を去る。そして、翌日、朝食に出された白味噌の味噌汁に手をつけないシュン。ふたりのボイコットが何度か続いていたある朝、出された味噌汁は、白でも赤でもない“合わせ味噌の味噌汁”。「今日からはこれしか作らないと決めたから、食べるのも食べないのも、あなたたちの自由よ」と宣言するアキコ。ふたつの家族が暮らし始めて、初めての揉めごとがあった思い出で合わせ味噌汁がもたらした“家族になる瞬間”が収められている。
また、あわせて公開された場面写真では、味噌汁のエピソードによって笑顔になっている5人家族の姿ががうかがえる。
■公開情報
『最初の晩餐』
11月1日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
出演:染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介、斉藤由貴、永瀬正敏、森七菜、楽駆、牧純矢、外川燎、池田成志、菅原大吉、カトウシンスケ、玄理、山本浩司、小野塚勇人、奥野瑛太、諏訪太朗
監督・脚本・編集:常盤司郎
企画・プロデューサー:杉山麻衣
製作:『最初の晩餐』製作委員会
配給:KADOKAWA
(c)2019『最初の晩餐』製作委員会
公式サイト:saishonobansan.com