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Hey! Say! JUMP 山田涼介の真骨頂 『セミオトコ』が映す“アイドルとファン”の生き様

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 Hey! Say! JUMPの山田涼介主演の金曜ナイトドラマ『セミオトコ』(テレビ朝日系)が、愛に溢れていて微笑ましい。ドラマには様々なジャンルがあるが、この作品には“山田涼介とそのファンのためのドラマ“という筋が一本通っている。その清々しいほどに振り切ったことによって、届けたい視聴者にとことん寄り添うことができている。

 山田が演じるのは、1週間しか外の世界で過ごすことができないセミ。長い間、土の中で過ごし、やっと地上に出てきたところに命の危険が差し迫る。間一髪のところで、アラサー女子・おかゆ(木南晴夏)に命を救われたセミは、残り限られた命を、おかゆを幸せにするために使おうと決意。美しい男性の姿に変身して、おかゆの前に現れる……。

 脚本を手がけたのは『南くんの恋人』や『イグアナの娘』(ともにテレビ朝日系)といったファンタジックな恋愛ストーリーから、ヒロインの成長を丁寧に描いた『ひよっこ』(NHK総合)などを手がけてきた岡田惠和。「今回、最初から山田涼介さんを勝手に希望して、オリジナル企画を考えました。面白がってくださり、出演オファーを受けていただけて嬉しかったです。これは、かなり野心作であると同時に自信作です」と語っているように、山田の魅力を存分に理解して書き下ろされたオリジナル脚本だ。

 だからこそ、「こんな山田涼介が見たい」という願望を余すことなく映像化するのはもちろんのこと、「こんな山田涼介を見せてくれるなんて」と期待以上の可愛さも飛び出す。逆に、ファンが見たくないと思われるものは、しっかりと隠していくことも忘れない。

 山田が演じるのは、セミの化身・セミオにも関わらず、本編にはリアルなセミの映像は一切出てこない。どうしてもセミの姿が必要なシーンはアニメで処理する徹底ぶり。これも山田涼介ファンの多くが、虫を得意としていないはずだという想像の賜物だ。

 また、ヒロインのおかゆとセミオのファーストキスシーンも、「チュ〜」の音だけで表現されるという気配りも甲斐甲斐しい。それができるのは、山田涼介をまっすぐに見つめる眼差しと、ファンの心理を想像する力があればこそ。

      

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