「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『ザ・ファブル』
リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、リアルサウンド映画部最弱の島田が『ザ・ファブル』をプッシュします。
ザ・ファブル
序盤オープニングのアクションシーンから引き込まれること間違いなしで、僕はクエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』を思い出したりしました。もちろん、オープニングだけでなくアクションシーンは盛りだくさん。ファイトコレオグラファー(殺陣の「振付師」のようなものです)を、『ボーン・アイデンティティー』や『96時間』シリーズ、『LUCY/ルーシー』にも携わってきたアクション監督のアラン・フィグラルズが担当。監督を、カンヌ国際広告祭で三年連続受賞を果たすなどCM演出でも知られる、江口カン監督が務めたことで、さらにそのスタイリッシュさやセンスが発揮されており、観ていて“美しい”アクションに仕上がっています(岡田准一主演『ザ・ファブル』にも抜擢 江口カンが語る、映画初監督作『ガチ星』を経て感じたこと)。
スタッフ陣の起用もさることながら、キャストも皆ハマり役。アクションもコメディもできる岡田准一はもちろん、狂気の演技を見せる柳楽優弥、福士蒼汰、向井理に、コメディパートでは無類の強さを発揮する佐藤二朗など、どの配置も見事にエンターテインメント映画としての魅力を底上げします。