The Wisely Brothers 真舘晴子の「映画のカーテン」第7回
The Wisely Brothers 真舘晴子の『さよなら、退屈なレオニー』評:“人を思いたい”気持ちについて
レオニーの部屋がかわいい。ちょっと気だるい洋服もかわいい。きちんとしたときに着ているワンピースがかわいい。新しくはじめた野球練習場のバイト先のユニフォームはすこし色が派手で恥ずかしい。でも少しづつ石灰のライン引きが上手になってきている。母に借りたリップをしっかり塗ると、何故かけばくなってしまう。彼女は最近、年上のミュージシャンにギターを習いはじめた。コードを3つ覚えた。ヨークシャテリアを散歩できるおまけ付き。ゆっくり何かをみつめる目が魅力的。
彼女がこれから出会うのは、この気持ちを言葉にしたいという初めての心だ。
■真舘晴子
The Wisely BrothersのGt/Voを担当。
都内高校の軽音楽部にて結成。オルタナティブかつナチュラルなサウンドを基調とし会話をするようにライブをするスリーピースバンド。
2014年下北沢を中心に活動開始。 2018年2月キャリア初となる1st full album『YAK』発売。
2019年7月17日に2nd Full Album『Captain Sad』をリリース予定。
公式サイト:http://wiselybrothers.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/wiselybrothers/
■公開情報
『さよなら、退屈なレオニー』
新宿武蔵野館ほかにて公開中
監督:セバスチャン・ピロット
出演:カレル・トレンブレイ、ピエール=リュック・ブリラント
配給:ブロードメディア・スタジオ
2018年/カナダ/96分/ビスタ/英題:The Fireflies Are Gone
(c)CORPORATION ACPAV INC. 2018
公式サイト:http://sayonara-leonie.com