『わたし、定時で帰ります。』インタビュー

泉澤祐希×柄本時生『わたし、定時で帰ります。』対談 「僕は、定時には帰りたくない!」

泉澤「こんな仲良くなれる現場は初めてかも」


――まさか、吉高さんともゲーム仲間になっていたとは!

泉澤:あまりないですよね。時生さんもそうなんですけど、現場で知り合って一緒にゲームする仲になるってこと。こんな仲良くなれる現場は初めてかもしれません。珍しいですよね? ここまで仲いいのは、たぶん。

柄本:そうね。やっぱり吉高さんの人柄じゃないですか?

泉澤:本当すごいですよ、あの方は。 今回、初めてお会いしたので、最初は“どういう方なんだろうな?”と思っていたんですけど、もう初日から「うぇ〜い!」みたいな感じで、とにかく明るくて。これは、馴染みやすいなと思いました。

柄本:俺も! 居心地のいい現場だなって。

――ドラマのテーマからすると「働きやすい」職場という感覚でしょうか。

泉澤:そうですね。やっぱり現場が明るいと行きたくなりますからね。

柄本:うんうん!

泉澤:個人的には、この役をやると決まったとき、今までにやったことのない感じだったので、“これはいろいろとトライできるかもしれない”ってワクワクしてたんですよ。それに、撮影が始まってみたら、すごく雰囲気も良くて、で……。

柄本:あ! 1回、めっちゃふざけたよな!

泉澤:はい。めちゃめちゃふざけました。

柄本:だよな! 急にノッたな、って思ったもん。4話だっけ? コーヒースペースのところで。ノリやがったなって!

泉澤:そうです。児玉剛役の加治(将樹)さんと、時生さんの相談に乗るっていうシーンで。アドリブとかではなくて、セリフの言い回しなんですけど。ちょっとやりすぎたかなって思ったんですけど、監督の「OK」出たから!

柄本:そうそうそうそう。

泉澤:でも、本番終わってすぐ時生さんに「お前、やったな」と言われて、「すみません」って(笑)。

柄本:「おつまるです」も、最初アドリブだったんでしょ?

泉澤:そうなんですよ。1話で「お疲れ様です」のセリフだったんですけど、22歳の役だし、ちょっと軽い感じで言ってみようって思ってアレンジしたら、そのときは物議をかもしちゃって。「え、今なんて?」「なんて言ったの?」ってプロデューサー、監督、衣装さん、メイクさんって、みんな寄ってきて。

柄本:おー! まるで放送禁止用語言っちゃったみたいな騒ぎじゃん!

泉澤:そんな大騒ぎになると思わなくて。マネージャーにも「ちょっと俺、やりすぎちゃったかもしれないです」と相談して、めちゃくちゃ反省したんです。でも、オンエアされてる(笑)。

柄本:アハハハ。でも「おつまる」って言うんでしょ、今の時代?

泉澤:YouTuberとか見てると、言ってるんですよ。

柄本:じゃあ言うわ〜! YouTuberが言ってるなら、もうみんな言ってるってことだもん、今の時代(笑)!

――柄本さんは、本作で泉澤さんのように「こう演じてみよう」という考えはありましたか?

柄本:ん〜。僕は、あんまりないですね。「お仕事が決まったな」という感覚でやっているので。どちらかと言うと、共演者を見て「おう、おう、おう、久々だ!」とか、「初めましてだ!」とか、そういうので楽しみを見出しているというか。誰とやるか、に興味があるんですかね。だから、こうして仲良くなれるのは本当に楽しいですよ。

泉澤:あのゲームのシーンとか、良かったですよね!

柄本:あのシーンは超楽しかったな! 「ずーっと、このシーンでいい」ってふたりでずっと言っててな。

泉澤:あれも4話? 注目してくださーい(笑)。

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