『アベンジャーズ』『トイ・ストーリー』『スター・ウォーズ』……今年の話題作を一挙紹介!

『メリー・ポピンズ リターンズ』『ダンボ』『アラジン』

 昨年は『プーと大人になった僕』『くるみ割り人形と秘密の王国』、その前は『美女と野獣』など、毎年コンスタントに実写作品が封切られ、安定したヒットを飛ばしているが、日本公開未定作を含めると、2019年はなんと6本もの作品が世に出ることとなる。『メリー・ポピンズ リターンズ』では、かつてジュリー・アンドリュースが演じた役をエミリー・ブラントが演じる。『ダンボ』や『ライオン・キング』では、『アリス・イン・ワンダーランド』のティム・バートン監督や『ジャングル・ブック』のジョン・ファブロー監督など、ディズニー実写で既に実績を積んだ監督を登用する。『アラジン』では、人気キャラクター“ジーニー”にウィル・スミスを起用し、昨年末公開されたビジュアルでも話題を呼んだ。出演するだけで劇中の生態系を破壊してしまうドウェイン・ジョンソンの『ジャングルクルーズ』など、どの作品もディズニーらしい一捻りした座組がいかんなく発揮されている。

『スター・ウォーズ エピソード9』

 GW、夏休みと乗り切ったとして、年末にはこれまたビッグタイトルが控えているのを忘れてはならない。昨年は、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が6月に公開されたこともあり、4年ぶりに『スター・ウォーズ』がいない正月興行となったが、2019年の年末には、2015年から始まった新三部作の最終章が予定されている。未だサブタイトルなども明かされていないが、例年を考えると4月の中旬ごろに特報映像が公開され、そこから徐々に盛り上がりを見せていくだろう。

 ザッと紹介してみたが、ディズニー1社だけでこの作品数である。全体を見渡しても、特に波乱を呼びそうなのは、夏休みだろうか。『トイ・ストーリー4』を迎え撃つ形で、新海誠監督作『天気の子』、『ワンピース』のTVアニメ20周年記念作、さらに今年のポケモン映画は、『ミュウツーの逆襲』のリブート作品となるなど、邦アニメも抜群のラインナップを抱えている。洋画実写も、『ワイルド・スピード』のスピンオフや、『メン・イン・ブラック』最新作、『ターミネーター6』など申し分がない。これだけ多くの大作が同時期に集結してしまうと、映画館では毎週のようにスクリーンの奪い合いが繰り広げられ、中堅以下の作品の上映回数が絞られ、短期で公開終了していくことも増えていく。映画は見れるうちに。2週間のんびり構えていたら、公開が終わってしまったなんてことも今年は起こりうるかもしれない。

(文=安田周平)

■2019年 ウォルト・ディズニー公開ラインナップ
1月18日(金)『ミスター・ガラス』
2月1日(金)『メリー・ポピンズ・リターンズ』
3月15日(金)『キャプテン・マーベル』
3月29日(金)『ダンボ』
4月26日(金)『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』
6月7日(金)『アラジン』
7月12日(金)『トイ・ストーリー4』

■日本公開未定作品
『The Lion King(原題)』 米国公開:7月19日(金)
『Artemis Fowl(原題)』 米国公開:8月9日(金)
『Jungle Cruise(原題)』 米国公開:10月予定
『Frozen2(原題)』 米国公開:11月予定
『Star Wars Episode 9(仮題)』 米国公開:12月20日(金)

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