西畑大吾が語る、芝居に対する考え方 「僕の活動が関西ジャニーズJr.に何かいい形で還元できたら」

 毎週火曜21時より放送中の連続ドラマ『僕らは奇跡でできている』(カンテレ・フジテレビ系)は、生き物のフシギが大好きな大学講師・相河一輝(高橋一生)が周囲の人々を翻弄しながらも、常識や固定観念にとらわれないものの見方で、周囲に緩やかな変化をもたらしていくコミカル・ハートフルドラマだ。

 そんな本作で一輝に翻弄される1人を演じているのが、なにわ男子/関西ジャニーズJr.の西畑大吾だ。一輝の講義を受ける大学生・新庄龍太郎の役作りをはじめ、主演の高橋一生とのやり取りや、テレビドラマ初出演となったNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』の存在、そして自身の役者としての考え方について、西畑大吾本人に話を聞いた。

「(高橋)一生さんが台本を確認しているところを見たことがない」

ーー西畑さんが本作で演じている新庄龍太郎は、“ちょっぴり天然な大学生”という役どころです。

西畑大吾(以下、西畑):自分のダメなところを分かっているのに、自分に素直になれない感じとか、すごく可愛らしいところがある子だなと感じています。自分自身に似ているところはあまりないんですけど、愛着はものすごくありますね。

ーー標準語での演技はどうですか?

西畑:違和感しかないです(笑)。最近は慣れてはきたんですけど、たまにイントネーションが難しい台詞があったりするので、そこは同じ大学生役の他の3人(矢作穂香、北香那、広田亮平)に教えてもらいながら気をつけています。意外と一単語とかの短い台詞が、イントネーションで自然と関西弁が出てきてしまうので難しいんですよね。でも、標準語でお芝居をさせていただく機会も増えてきたので、逆に関西に戻って関西ジャニーズJr.のメンバーと話をすると、たまに標準語が出てしまって、「めちゃ気持ち悪い」って言われます(笑)。

ーー関西人あるあるですね(笑)。主演の高橋一生さんの印象は?

西畑:もう素晴らしいです。やっぱり先生やから、大学のシーンとかの台詞の量がめちゃめちゃ膨大なんですよ。だけど、僕は一生さんが台本を確認しているところを見たことがなくて。だから、たぶん全部頭に入っているんでしょうね。しかもミスをしたところもあまり見たことがないんです。ドライやテストで段階を踏んでいって、本番で全部を出している感じがすごくします。そういうところは本当にすごいなぁと思いますし、もう相河先生にしか見えないです。でも、一生さんはおちゃめなところもあるんですよ(笑)。

ーー例えばどういうところですか?

西畑:大学のシーンは、だいたいまず先に先生の方向を撮って、そのあと生徒の方向を撮るんです。先生方向のときはもう相河先生でやられているんですけど、生徒方向を撮る時は、カメラを向けられていないことをいいことに、めちゃめちゃボケはるんですよ。こっちとしてはもう笑いをこらえっぱなしで(笑)。そういうところも含め、役者としてすごく鍛えられますし、いい刺激にもなっています。

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