関ジャニ∞ 大倉忠義、ディーン・フジオカと共演『モンテ・クリスト伯』で新たな“転換期”迎えるか
また、今回の『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』の南条幸男役は、大倉にとってハマり役になると佐藤氏は語る。
「売れない役者という設定もそうですが、幼なじみの目黒すみれ(山本美月)のことが好きなのに、彼女が暖と婚約してしまい嫉妬に駆られるという、非常にフラストレーションに満ちた役柄なので、苦しいときなどこれまでの大倉さん自身の経験が存分に発揮されるのではないかと思います。その見た目からは、少女漫画原作のヒーローやキラキラした役柄に向いているように思われるかもしれませんが、今回のような重めの役柄の方が実は向いている。自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん』(ニッポン放送)ではリスナーに怒りをぶつけてしまうこともあれば、レギュラー出演しているバラエティ番組『関ジャニ∞エイトクロニクル』(フジテレビ系)では変顔などに対して秀逸なツッコミで笑いを生み出すこともある。人のことをよく見ている、観察眼のある方です。人の心理的な悪意を表現したり、感情面の動きに対して敏感なので、“役者”という自身と重なる部分もある今回の役柄は、ハマり役になるのではないでしょうか」
さらに、主演を務めるディーン・フジオカと大倉とのコラボレーションについて、佐藤氏は次のように期待を募らせる。
「もともとプライベートがあまり見えないディーンさんが、表と裏の顔を持ち合わせた主人公の暖を演じるのは適役だと言えると思います。大倉さんが演じる幸男は、その最大の復讐の矛先となる人物なので、ディーンさんと張り合うぐらいの存在感が求められます。そういった意味でも、大倉さんがこれまでに演じたことのないような野心を抱えた幸男という役柄で、ディーンさんとどのような演技バトルを繰り広げるのか。美男対決でもあるので、そこにも注目です」
ミュージカル要素も取り入れた大胆な演出がなされるという本作で、大倉は新たな“転換期”を迎えるかもしれない。
(文=宮川翔)
■放送情報
『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』
フジテレビ系にて、4月19日(木)スタート 毎週木曜22:00〜放送(初回15分拡大)
出演:ディーン・フジオカ、大倉忠義、山本美月、高杉真宙、葉山奨之、岸井ゆきの、桜井ユキ、三浦誠己、渋川清彦、新井浩文、田中泯、風吹ジュン、木下ほうか、山口紗弥加、伊武雅刀、稲森いずみ、高橋克典
原作:アレクサンドル・デュマ『モンテ・クリスト伯』
脚本:黒岩勉
音楽:眞鍋昭大
主題歌:DEAN FUJIOKA「Echo」(A-Sketch)
プロデュース:太田大、荒井俊雄
演出:西谷弘、野田悠介
制作・著作 フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/MONTE-CRISTO/