「どこを切り取っても危険だらけのストーリー」 J・エドガートン、『レッド・スパロー』を語る
現在公開中の映画『レッド・スパロー』より、ジョエル・エドガートンのインタビュー映像が公開された。
本作は、『ハンガー・ゲーム』シリーズのジェニファー・ローレンスとフランシス・ローレンス監督が再タッグを組んだスパイ映画。バレリーナとしての将来が断たれ、意志に反してスパイとしての道を歩むことになったドミニカ・エゴロワが、ロシア政府から最重要任務を任され、アメリカとロシア両国も手玉に取る信じがたい罠を仕掛ける模様を描く。
今回公開されたのは、主人公ドミニカのターゲットであり、彼女と禁断の恋に落ちていくCIA捜査官ネイトを演じたエドガートンが、自身が演じたネイトを説明する特別映像。
映像では、ネイトがドミニカのハニートラップにまんまと堕ちていく様子が描かれるが、エドガートンはそんなネイトのことを、「どちらかと言うとスパイに向いていない男だ」と証言。「彼は本能的に他人を信じやすいタイプで、ある意味自分の仕事が苦手だ。そんな欠けている部分があるからカモにされた。だがそれも含めてネイトの魅力なんだ」とCIA捜査官らしからぬ人間味あるキャラクターだと続ける。
そんなネイトだが、実はハニートラップに掛けられていると同時に、自身の任務の失敗を挽回するチャンスとして、ドミニカに接触している。騙されると知りながら、騙すためにドミニカと交流を深める。そんな心理戦について、エドガートンも映像の中で「すっかり心を奪われてしまうが、すべて相手の策略であるという疑いも捨てきれない」と説明する。
メガホンを取ったローレンス監督は、ネイトとドミニカの一筋縄ではいかない騙し合いこそが “物語の主軸”となっていると言い、「彼らはお互いがお互いのターゲットだ。2人は真実を語り合っているのだが、同時に裏では別の動機を持っている。そして、この物語の最大の疑問となるのは、“2人の真の狙いは一体何なのか” “本当に騙し合っているのか”、ということなんだ」と、ドミニカとネイトの騙し騙される壮絶な駆け引きの裏には、驚きの真相が隠されていると明かす。さらにエドガートンも、「どこを切り取っても危険だらけのストーリーだ。きっと楽しんでもらえるよ」と自信を覗かせている。
■公開情報
『レッド・スパロー』
全国公開中
監督:フランシス・ローレンス
出演:ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ
配給:20世紀フォックス映画
(c)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/redsparrow/