中村ゆりかが語る、等身大の役作りの秘訣 「自分が納得できるような演技を心がける」

「わかなちゃんとは本当に友達のような感覚」

ーー葵さんとは2016年に放送された『舞え!KAGURA姫』(NHK広島)以来の共演となりますね。

中村:そうなんです。過去に共演していたこともあって、とても居心地がよくて。わかなちゃんと現場で会うときは、本当に友達のような感覚なんです。今回もコジマ役がわかなちゃんに決まったとき、「わかなちゃんだ! うれしい!」という気持ちが一番強かったんですよ。私自身人見知りなところがあるので、わかなちゃんは安心感も強かったですし、環境としても非常にやりやすかったです。私は、シーンの中で「ここはどうしたらいいんだろう」と考えてしまうことが結構よくあって。そういうときって、お芝居をやっていく上でも、話し合える人がいたらすごく支えになるなと思うんです。そういう意味でも、わかなちゃんがコジマ役で本当によかったです。

ーーラーメンを食べるシーンもたくさんありましたが、食べるシーンの撮影で何か意識したことはありましたか?

中村:美味しく食べているところを撮ってもらいたかったので、テストやリハーサルでは“食べるフリ”をして、本番で初めて食べるようにしていました。なので、食べすぎてお腹がいっぱいになるということはありませんでした(笑)。それと、「いただきます」という気持ちで食べることはすごく意識しました。そういう気持ちを持って食べるのが大切だということは、映画を通して伝わってくると思うんです。私たちは普段当たり前のように食べ物を食べていますけれど、やっぱり感謝の気持ちを込めて食べないといけないなということは今回改めて実感しました。

ーー今回の作品もそうですが、現在放送中のドラマ『賭ケグルイ』(MBS/TBS)をはじめ、『花にけだもの』(dTV・FOD)や『ぼくは麻里のなか』(FOD/フジテレビ)など、出演している作品によって、中村さんからは毎回違った印象を受けます。

中村:本当ですか? 自分では全然分からないんです。完成した作品を観ると、「もっとこうしたらよかったな」と思ってしまうこともあって。

ーーそうなんですか? それは意外です。

中村:自分が出た作品を観て、ちょっと考えてしまうところはありますね。でも、そう思ってしまうから自分が出た作品を観ないという人は結構多いと思うんです。今はそうならないように、役作りをする上で最初からキャラクターの構成を意識して、監督とお話しをしたり共演者の方々とも話し合ったりしながら、自分が納得できるような演技をすることを心がけています。

(取材・文・写真=宮川翔)

■公開情報
『ラーメン食いてぇ!』
新宿武蔵野館ほかにて公開中
出演:中村ゆりか、葵わかな、宅間孝行、森尾由美、水橋研二、片岡礼子、永岡佑、黒羽麻璃央、ふくまつみ、片桐仁、石橋蓮司
原作:林明輝『ラーメン食いてぇ!』(講談社『イブニングKC』所載)
監督・脚本:熊谷祐紀
音楽:Oh Joonsung
制作プロダクション:レスパスフィルム
製作:レスパスビジョン/東映ビデオ
宣伝:ウフル
配給:ブロードメディア・スタジオ
(c)林明輝/講談社・2018「ラーメン食いてぇ!」製作委員会
公式サイト:http://ramen-kuitee.com/

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<応募締切>
3月12日(月)

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