嵐・松本潤はいかにして“演出家”になったのか? 『A-Studio』で明かした滝沢秀明の影響
嵐の松本潤が1月12日、『A-Studio』(TBS系)にゲスト出演した。
番組では、笑福亭鶴瓶と松本の共通の友人である中村七之助についてや、嵐のデビュー直後についての話題で盛り上がったのち、演出家としての松本に迫る内容に。鶴瓶が松本に対し、「舞台をよく見んでしょ」と聞くと、松本は「はい。ラスベガスとかブロードウェイも行きます」と答える。さらに「(舞台を見たあとは)ケータイにメモったりしています。だから、鶴瓶さんの落語見ているときであっても、自分が吸収できることはないかなと思って見ています」と続ける。
また、松本が嵐のライブの演出を手がけていることについての話題になると、14メートルの高さで逆さ吊りになり、天井のレールを歩く「MJウォーク」の誕生秘話が明かされる。松本は「ワイヤーは付いているんですけど、元々マシュー・ボーン(バレエなどで有名な舞台演出家)の作品で、『メリー・ポピンズ』だと思うんですけど、劇場の額縁を歩いていくっていう話を聞いて、それ面白いなと思って、ライブに使えるなと。それから、『やってみませんか』と聞かれて、僕の腹筋が壊れない限りはできるんでと答えて、それで筋トレして鍛えて、自分で」と語った。
その後、松本がライブ演出に関わることになったきっかけについての話題に。松本は、「ジャニーズJr.のときに、タッキー(滝沢秀明)から聞いて、大阪で舞台やってるから、コンサート作れないんで代わりに(演出を)やっといてと。そのとき、タッキーの家で、いっしょにMDコンポで音楽の編集とかしてたりしたんですよ。中3ぐらいのときかな。そのときの僕はタッキーから、ジャニーズJr.のコンサートを任されたという使命感のもと頑張るんですけど、全部タッキーが指示してて、やったという気持ちだけを経験させようと。それがなかったらやってないんじゃないんですかね」と、滝沢の影響を明かす。
鶴瓶から、演出について「そんなに考えていてやっぱり楽しい?」と聞かれると、松本は「考えようと思って考えていないから。なんか見たときに、これ頂けないかなと」と答え、さらに「昔の映像とか見ていると面白いですよ。今の音楽で(当時の演出を)やると見え方とかも変わるから、そういうアイデアとかもらいますね。人のライブとかも結構パクってますよ。でもバレちゃいけないですね。相手に失礼ですから」と、アイデアの源泉についても明かした。
そんな松本が主演を務めるドラマ『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』(TBS系/1月14日〜)については、「現場でものを作るのが好きな人が集まっている。自分が何かもう1個プラスできる何かがあるんじゃないかということを考えながら現場にいる人たちだから、めちゃくちゃ楽しいですね」と、クリエイティブな姿勢をうかがわせた。