『ありがとう、トニ・エルドマン』撮影秘話が明らかに 娘&父を演じたキャストのインタビュー映像
現在公開中の映画『ありがとう、トニ・エルドマン』より、ザンドラ・ヒュラーとペーター・ジモニシェックのインタビュー映像が公開された。
本作は、『恋愛社会学のススメ』のマーレン・アデ監督最新作。コンサルタント会社で働く、正反対の性格の娘・イネスとの関係があまりうまくいっていない、悪ふざけが大好きな父・ヴィンフリートが、別人“トニ・エルドマン”となってイネスの元に現われ、衝突しながらも仲を縮めていく模様を描く。
公開された映像では、イネス役のザンドラ・ヒュラーとヴィンフリート/トニ・エルドマン役のジモニシェックがインタビューに答えている。本作について「リハーサルで内容はわかっていたはずなのに、どんな作品になるか誰もわからなかった」と明かすヒュラーは、妥協を許さないというアデ監督との撮影や、自身が演じたイネスの役柄、ジモニシェックとの共演について語っている。一方のジモニシェックは、本作の魅力やトニ・エルドマンのメイクなどについて言及しているほか「演技というものを分かっていない監督が多い。その点、アデ監督は忍耐の人だ。自分にも厳しい。仕事で関わる人には限界までやることを求める」とアデ監督の厳しさを明かしている。
■公開情報
『ありがとう、トニ・エルドマン』
シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほかにて公開中
監督・脚本:マーレン・アデ
出演:ペーター・ジモニシェック、ザンドラ・ヒュラー
配給:ビターズ・エンド
2016年/ドイツ=オーストリア/162分
(c) Komplizen Film
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/tonierdmann/