永野芽郁の圧倒的ヒロイン感に興奮! 『ひるなかの流星』すずめ役の魅力を熱弁

 とにかく作り手側が、永野芽郁という女優の良さを引き出し、徹底的に可愛く映そうとしていることが全体を通して感じ取れるのである。それだけで、いかに彼女が愛されている女優かが判る。やはりヒロイン映画においてはとくに、可愛い女優をそれ以上に可愛く撮るということが鉄則なのであり、見事にそれを成し得たこの映画に拍手を送らずにはいられない。

 4月には瀬田なつき監督の最新作『PARKSパークス』で橋本愛と共演し、コメディ映画『帝一の國』では強烈な個性を見せつける若手イケメン俳優のアンサンブルの中で紅一点を務めるなど出演作が目白押し。極め付けは何と言っても5月に公開される『ピーチガール』だ。筆者の世代にとって伝説の少女漫画でもある同作で、彼女が小悪魔・柏木沙絵を演じるとなれば、もう楽しみで楽しみでしかたがない。

■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■公開情報
『ひるなかの流星』
公開中
出演:永野芽郁、三浦翔平、白濱亜嵐ほか
監督:新城毅彦
脚本:安達奈緒子
原作:「ひるなかの流星」やまもり三香(集英社マーガレットコミックス刊)
企画・製作:フジテレビ
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:東宝
(c)2017 映画「ひるなかの流星」製作委員会 (c)やまもり三香/集英社
公式サイト:hirunaka.jp

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