小栗旬×西島秀俊、カンテレ4月期ドラマで共演へ 小栗「ギリギリのチャレンジをしている作品」
小栗旬と西島秀俊が、4月期の関西テレビ・フジテレビ系火曜よる9時連続ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班(仮題)』で民放連続ドラマ初共演を果たすことが決定した。
同ドラマは、2000年に『GO』で直木賞を受賞した金城一紀が原案・脚本を手がけたアクション・エンターテインメント。テロリスト、政治家、新興宗教、軍事スパイなどが絡んだ国家を揺るがす規格外の事件に立ち向かう、公安機動捜査隊特捜班の活躍を描きだす。映画『フライ,ダディ,フライ』、ドラマや映画で記録的ヒットを記録した『SP』シリーズなどの話題作を生み出してきた金城が、2014年に放送されたドラマ『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(テレビ朝日系)に続き、再び小栗とタッグを組む。
2014年10月期の月9ドラマ『信長協奏曲』以来2年半ぶりのテレビドラマ主演を務める小栗は、各分野のスペシャリストが結集した警察庁警備局長直轄の秘密部隊・公安機動捜査隊特捜班に所属する稲見朗役、西島は稲見とともに特捜班に所属する田丸三郎役をそれぞれ演じる。小栗演じる稲見は、元自衛隊員の捜査員で、自衛隊時代のある特殊任務で心に深い傷を負い、除隊した過去があるが、それを隠すように周囲に明るく接している人物だ。一方、西島演じる田丸は、かつて公安部外事課でアジア関係のスパイ摘発や新興宗教団体に協力者を潜り込ませて動向を監視する任務に就いていたが、ある事件がきっかけとなり異動を命じられ、その後特捜班に引き抜かれた真面目で常にストイックな捜査員。
カリ・シラットという武術を習得している金城自身がアクション監修を務め、小栗と西島は1年前から金城のもとで訓練を受けてきたという。タイプは異なるが、高い格闘スキルと判断力と正義感を持つ2人が繰り広げる激しい格闘シーンがドラマの見どころのひとつで、ストーリーは1話完結型で描かれる。
稲見役で主演を務める小栗、田丸役の西島、カンテレの笠置高弘チーフプロデューサーからはコメントが寄せられている。
小栗旬(稲見朗役)コメント
最初にこの企画を知った時の印象や、実際に脚本を読んだ感想を教えてください。
今のゴールデンタイムではなかなか題材として描きづらい作品に手を挙げてくださった関西テレビに感謝しています。何年か前に初めてこの企画の輪郭を聞いた時からいつか必ずやりたいと思っていましたが、実現することは難しいだろうと半ば諦めかけていたので、本当にここまで辿り着けて、とにかく携わっている全ての方々に感謝しています。
稲見という男に関してどう捉えていますか?
とても深い苦しみを持った、痛んだ男だと思います。
激しいアクションシーンの連続ですが、撮影はいかがですか?
今現在の自分にできる事で、最大限のチャレンジはできていると思います。
西島さんとの共演についてはいかがでしょうか?
西島さんとは以前お会いした時に「いつかアクションのある面白いものをやろう」と話をしていたので、こういう形で実現できてとても嬉しく思います。
視聴者にメッセージをお願いします。
大いなるテーマを持った、今現在のドラマ界ではギリギリのチャレンジをしている作品になっていると思います。火曜夜9時に熱く、皆さんに楽しんでいただけるものになっていると自信を持っています。お楽しみに。
西島秀俊(田丸三郎役)コメント
最初にこの企画を知った時の印象や、実際に脚本を読んだ感想を教えてください。
初めて企画を聞いた時に実際に映像化するのは不可能なんじゃないかって思っていたので、スタッフ・キャストが顔を合わせた時に「本当に撮影に入るんだ!」とようやく実感が湧きました。特に小栗君や金城さんにとっては数年越しの企画ですし、二人の強い思いが、色々なハードルを越えて実現したんだと思います。
田丸という人物に関してどう捉えていますか?
周囲には明かさない葛藤があり、いつか自分の信念と職務が決裂してしまう危険性を秘めている人物です。小栗君が演じる稲見とはコインの裏表のような男で、物事への対応の仕方は真逆なのですが、どこか同じような苦悩を抱えています。
激しいアクションシーンの連続ですが撮影はいかがですか?
今までのドラマや映画とは違うアクションをしようという強い思いの中でスタッフ一丸となって撮影をしています。ただ、普通の現場ならOKが出ているところでも、もっと質の高い動きを求められてなかなかOKを出してくれないので、僕は日々へこむ毎日です(笑)。あとはやっぱり小栗君のアクションがすごくて、文字通り体を張ったアクションに挑んでいますのでぜひ注目して欲しいです。
小栗さんとの共演についてはいかがでしょうか?
何年も前に「いつかアクションの作品をやりましょうよ!」って言ってくれて、「ぜひ!」と話をしていたので今回実現して嬉しいですね。「この現場を座長として引っ張っていくんだ」という力をすごく感じるし、みんなが小栗君のために動いているのは彼の魅力だと思います。
視聴者にメッセージをお願いします。
撮影が過酷になればなるほど、この作品はすごいものになると楽しみにしていますし、キャストもスタッフもその覚悟を持って撮影をしています。一筋縄では解決できない多種多様な危機に特捜班がぶつかっていく姿が、一生懸命に生きている皆さんと気持ちが通じるのではないかと思いますので、ぜひご覧ください。
チーフプロデューサー 笠置高弘(カンテレ) コメント
息をのむ激しい格闘シーン、想像を絶するストーリー、何より1年以上前からこの作品のために体を作り、撮影に臨んでくれた小栗さんと西島さんの本気度。全てが規格外の連続ドラマが始まります。日本では見たことのない、とんでもないアクションエンターテインメントをお楽しみに!
■放送情報
『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班(仮題)』
2017年4月期 毎週火曜よる9時~9時54分(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)※初回放送日未定
原案・脚本:金城一紀
音楽:澤野弘之
演出:鈴木浩介、白木啓一郎(カンテレ)
チーフプロデューサー:笠置高弘(カンテレ)
プロデューサー:萩原崇(カンテレ)
アソシエイトプロデューサー:坂田佳弘(カンテレ)
制作著作:カンテレ
公式サイト:www.ktv.jp/crisis/
Twitter公式アカウント:@crisis_ktv