小栗旬は『銀魂』主人公役をどう演じ切る? そのキャリアと福田雄一監督との相性から考察

 原作者の空知英秋が「原作の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常」と語るように、原作ファンにとって実写化は反射的に拒否反応を起こしてしまうものだ。『鋼の錬金術師』や『東京喰種』など、最近発表された実写化作品にも少なからず否定的な意見があがっていた。しかし、2014年に公開された実写版の『ルパン三世』のように、前評判をいい意味で裏切り、動員数100万人以上のヒットを記録した前例もある。空知は先日の発表の際に、「コケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです」と、明け透けに語っていたが、小栗旬がどんな坂田銀時を作り上げてくるかによっては、好評を得られるのではないだろうか。

(文=泉夏音)

関連記事