『ラザロ・エフェクト』、D・ゲルブ監督インタビュー映像公開 「昔からホラー映画が好きなんだ」
『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』のジェイソン・ブラムが製作を務めた映画『ラザロ・エフェクト』より、デヴィッド・ゲルブ監督のインタビュー映像が公開された。
本作は、古くから世界中で報告されている死者の復活“ラザロ徴候”をテーマに描いたホラー。事故死した婚約者・ゾーイに“ラザロ血清”を投与し、彼女を死の淵から蘇らせた研究者フランクが、“死のその先の恐怖”とその力を目の当りにする模様を描く。
このたび公開されたのは、ゲルブ監督のインタビュー映像。ゲルブ監督は、『二郎は鮨の夢を見る』や『シェフのテーブル』といった食にまつわるドキュメンタリーの演出が多い一方で、エンタメ分野の広告代理店の代表も務め、『イット・フォローズ』『ホーンズ 容疑者と告白の角』など、数々の作品の海外予告編を手掛けている。ゲルブ監督はその嗜好について、「僕は昔からホラー映画が好きなんだ。特に『シャイニング』や『ローズマリーの赤ちゃん』のような古典的なホラーがね」と語っている。
製作総指揮を務めたマット・カプランは、ゲルブ監督が映画学校の生徒だったころからその才能に注目していたといい、「単に長編フィクションに移行する以上の力が彼に備わっていることは分かっていたよ。僕たちがこの企画の提案をすると、彼はすぐさま、いろいろなアイディアと視覚プレゼンテーションを携えてやってきたんだ。僕たちがどんなタイプの映画を作りたいか、彼は本当に理解してくれていたね」とゲルブ監督のセンスを讃えた。
ゲルブ監督は、本作の魅力を「怖くてドキドキしてすばらしい俳優の演技を楽しめるだけの映画ではなく、最近のホラー映画よりも考えさせる作品なんだ」とコメント。本作で、死者を蘇らせる“ラザロ血清”を投与されたゾーイは、死んでいた間に“死より怖い恐怖”を味わい、それまでとは別人になってしまう。そのきっかけとなるのが、血清のために本来眠っている脳の活動が劇的に変化したことと、彼女が死の淵で経験した底なしの悪夢。この設定について監督は、「この偉大なパワーが手に入った感覚と、何年間も悪夢に閉じ込められて気がおかしくなりそうな感覚はすごく不安定な組み合わせさ」と説明した。
■公開情報
『ラザロ・エフェクト』
6月11日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
製作:ジェイソン・ブラム
監督:デヴィッド・ゲルブ
出演:マーク・デュプラス、オリヴィア・ワイルド
配給:クロックワークス
提供:日活
2015年/アメリカ/シネマスコープ/83分/原題:THE LAZARUS EFFECT
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公式サイト:Lazaroeffect.com