『ボーダーライン』、劇伴を解説する特別映像公開 ドゥニ監督「イメージは『ジョーズ』の音楽」

『ボーダーライン』メイキング映像

 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新作『ボーダーライン』のメイキング映像が公開された。

 本作は、『プリズナーズ』『灼熱の魂』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務めるサスペンスアクション。アメリカとメキシコの国境にある街フアレスを舞台に、暴力、麻薬、死が日常と隣合わせに存在する無法地帯に送り込まれたFBI捜査官と麻薬カルテルとの攻防を描く。

 第88回アカデミーでは、3部門「撮影賞(ロジャー・ディーキンス)/作曲賞(ヨハン・ヨハンソン)/音響編集賞(アラン・ロバート・マレー)」にノミネートを果たした本作。主人公のFBI捜査官ケイト・メイサーを『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラントが演じ、現場のガイドを務める謎のコンサルタント役を『トラフィック』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロ、ケイトが所属するチームのリーダー役を『ノーカントリー』のジョシュ・ブローリンがそれぞれ演じている。撮影は『ショーシャンクの空に』『007 スカイフォール』の名匠ロジャー・ディーキンスが務め、音楽は過去に『プリズナーズ』でドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とタッグを組んだ作曲家ヨハン・ヨハンソンが手掛けている。

 公開されたメイキング映像には、製作現場の様子と共にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督とヨハンソンの解説が収められている。

 劇中の音楽についてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、「妙なことだが、(最初は)音楽のイメージが沸かないと思った。その代わり感じたのは脅威だった。地面の下から音が耳に響いてくる感じだ。一番近いイメージと言えば『ジョーズ』の音楽で、作曲家にはそういうインスピレーションのあるスコアを作ってほしいと思った」とコメント。「砂漠からボスがやってくる感じのもの、緊張感を伝えるスコアが最初に欲しいと思った」という監督のリクエストにヨハンソンは、「このドラマには突撃してくる野獣の鼓動、残忍なブルブルとうなる鼓動のようなものがある。まるで2頭の野獣が死闘を繰り広げるような感じだ」と応えている。一方で、「地形からうまれた目を奪われるような見事な景観を捉えるショットからインスピレーションを受け、また国境地帯にまつわる悲しい寂しさ、砂漠に漂う哀愁感がある」と2つのテーマについて話し合ったという。

 

■公開情報
4月9日(土)角川シネマ有楽町、新宿ビカデリーほか全国ロードショー
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:テイラー・シェリダン
撮影監督:ロジャー・ディーキンス
出演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン
配給:KADOKAWA
提供:ハピネット、KADOKAWA
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公式サイト:https://border-line.jp/

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