バカリズム×筧昌也が語り合う『素敵な選TAXI』の挑戦、そしてスペシャル版で描こうとしたこと

『素敵な選TAXI』バカリズム×筧昌也対談

バカリズム「今回のスペシャルも続けられるように終わらせている」

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『素敵な選TAXIスペシャル~湯けむり連続選択肢~』より (c)関西テレビ

ーー今回のスペシャル版のさらに次みたいなことも?

バカリズム:それはもう視聴率次第じゃないんですかね(笑)。今後また何かあるとしても、このフォーマットでいろんな人が出てくるしかないんです。こんな感じで続くとは思っていないところから連ドラを始めているので、最後はちょっと変わったことをしてやろうとか、ひっくり返してやろうっていうのも実はあったんです。でも途中でこのフォーマットでずっとやれることに気づいたから、続けられるように終わらせているんですよね。どこかでまたずっとやっていきたいなっていうのはあったので、今回のスペシャルも一応続けられるように終わっています。枝分自体は何も変わってないから。

筧:竹野内さんが「『寅さん』みたいになったらいいな」って言っていましたね。今回も地方ですけど、枝分が行った先行った先で、場所括りでやるのが面白いかもしれない。

バカリズム:そうですね。だからこれをずっと続けられるようにしたいですね。

ーーでは最後に、お二人が今後ドラマで挑戦したいことを教えてください。

筧:僕はサイレントをやってみたいですね。最近、音楽と映像だけで見せるような、ストーリー性の高い5分~10分ぐらいのミュージックビデオで、泣けるようなやつがあるじゃないですか。あれを30分のドラマでやってみたいです。セリフがないドラマなんて、テレビでは絶対やらせてくれないと思いますけど(笑)、配信ドラマみたいな環境であれば、そういうのもできるんじゃないかなって。映像と音だけで見せるっていうのにチャレンジしてみたいですね。

バカリズム:それは面白そうですね。僕は特にないんですよ(笑)。やっぱり僕はテーマを持っていないタイプの人間で、もともと書きたいことが溜まっているわけでもないので。次はどんなコントを書こうぐらいの感じで、お話をいただいた時に考えますかね。そういえば筧さん、『マッドマックス』みたいなやつやりたいって言ってませんでしたっけ?

筧:そう、僕の中でアクションが今すごいホットなんですよ。また子ども時代が戻ってきちゃって。具体的には言わないですけど、今回のスペシャルにも実はそういう要素をちょっと盛り込んであります。

バカリズム:マジですか? それは僕も一視聴者として楽しみにしておきます。

(取材・文=宮川翔)

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(左から)筧昌也、バカリズム

■放送情報
『素敵な選TAXIスペシャル~湯けむり連続選択肢~』
4月5日(火)21:00~23:24 関西テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送
脚本:バカリズム
演出:筧昌也
音楽:本間勇輔
プロデューサー:豊福陽子(関西テレビ)、遠田孝一、八巻薫(メディアミックス・ジャパン)
制作:関西テレビ、メディアミックス・ジャパン
(c)関西テレビ
公式サイト:https://www.ktv.jp/sentaxi/

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