リーマン・ショックが転機に 直木賞作家・嶋津輝「あさイチ」で創作の原点語る

 第174回直木賞受賞作に決定した『カフェーの帰り道』(東京創元社/2025年11月12日刊)の著者・嶋津輝のインタビューが2026年2月19日(木)にTV番組「あさイチ」(NHK系)内で放送された。

 嶋津輝は投資会社に勤務していた2011年頃、リーマン・ショックの影響から仕事が減ったことをきっかけに、カルチャーセンターの小説教室に入り、小説の執筆を始めたという。

 純文学系の新人賞で最終候補を経験後、2016年に「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を受賞。2019年、同作を含む短編集『スナック墓場』で書籍デビュー(文庫化にあたり、『駐車場のねこ』と改題)。56歳で直木賞を受賞した。他の著作に、第170回直木賞候補となった『襷がけの二人』がある。

 受賞後の記者会見では「40代で小説という新しい世界に入り、感情の起伏がとても激しくなりました。『今が青春だな』と感じることが多くて、本当に面白い人生だなと思います」と語った。

 『カフェーの帰り道』は直木賞受賞が決定後重版が続き、累計発行部数は10万部を突破している。

■書誌情報
『カフェーの帰り道』
著者:嶋津輝
価格:1,870円(税込)
発売日:2025年11月12日
出版社:東京創元社

カバー図案:「美術海」©芸艸堂 装幀:鈴木久美
©️露木聡子

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