『ポーの一族』萩尾望都がマフィア梶田と歌舞伎デートに? 「いつも可愛いね」

 『ポーの一族』『11人いる!』で知られる漫画家、萩尾望都がマフィア梶田のXに登場、どうやら歌舞伎鑑賞デートに出かけたようである。筋骨隆々でコワモテの男が、日本の大御所漫画家の肩を優しく抱き寄せる。マフィア梶田の慈愛に満ちた表情を見よ。

 フリーライター、ラジオパーソナリティ、俳優、そして経営者——マフィア梶田の肩書きは多岐にわたるが、彼の本質はただ一つ、筋金入りのオタクである。

 1987年中国・上海で生を受け、その強面と規格外の体格は、本人の意思とは裏腹に「アウトロー感」を醸し出す。だが、彼が愛を注ぐのは、ゲームサイト「4Gamer.net」での緻密な記事執筆、そして声優・杉田智和とのラジオ番組で展開する愛と造詣に満ちたアニオタトークだ。

 彼の活動は、常に世間の「ライター像」を心地よく裏切り続ける。そして、漫画家・大川ぶくぶとは、タッグを組んで「株式会社BOSSRUSH」を設立。これは趣味と我欲を建前としつつ、オタクコンテンツの振興という名の「オタク正義」を追求する組織である。

 そして2024年、Netflix映画『シティーハンター』で、そのキャリアは極北に達する。彼は、主人公・冴羽獠の最強のライバル「海坊主(若き日のファルコン)」役として出演。ネット上では「激似」「最適すぎる」と騒然となり、その外見がとうとうフィクションの世界の最強キャラと完全に一致した瞬間だった。ハードボイルドな肉体でオタクカルチャーを体現し、業界の枠を踏み越える彼の活動は、まだまだ終わりそうにない。

 そして「リアル海坊主」との密会写真に驚くのは、76歳・萩尾望都の圧倒的バイタリティだ。「花の24年組」といわれる漫画家世代の萩尾は、現在も精力的に創作活動を続けており、不朽の名作『ポーの一族』の新たな物語である『ポーの一族 青のパンドラ』を小学館の「月刊flowers」で連載中である。

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