"今年ベスト"口コミが広がりヒット中の映画『ラブイン』 原作小説もヒットで重版決定
現在公開中の映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』の原作小説『大都会の愛し方』(亜紀書房)がロングセラーとなり、このたび第3刷が決定した。
本書は、「国際ブッカー賞」や「ダブリン文学賞」にノミネートされるなど、国際的にも高く評価されている話題作。現在公開中の映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』は、本書に収録された短編「ジェヒ」を原作としており、日本でも映画ファンの間で「今年のベスト映画」と口コミが広がり、大きな注目を集めている。
映画で主演を務めるのは、『破墓/パミョ』で百想芸術大賞映画部門で女性最優秀演技賞を受賞したキム・ゴウンと、『Pachinko パチンコ』に出演し注目されたノ・サンヒョン。そのほか、『パラサイト 半地下の家族』『愛の不時着』のチャン・へジン、『涙の女王』のクァク・ドンヨン、『海街チャチャチャ』のイ・サンイらが出演する。『アメノナカノ青空』『女は冷たい嘘をつく』『探偵なふたり:リターンズ』のイ・オニが監督を務めた。
本作で、2024年の「女性映画人賞」でキム・ゴウンが演技賞、イ・オニが監督賞を受賞。また、韓国最大の映画祭、第45回青龍映画賞および第11回韓国映画製作家協会賞では、ノ・サンヒョンが新人俳優賞を受賞した。さらに、第49回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門に出品されるなど国内外で絶賛されている。
映画の主人公は、他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒと、ゲイであることを隠し生きるフンスの2人。大都会ソウルの街で出会い、気の合うはずもない2人が同居したことから始まる、“自分らしい生き方“を見つける物語になっている。社会の“普通”に馴染めない2人が、秘密を共有し特別な関係を築いていき、ときに心に傷を負いながらも、後悔することなく自分らしく生きるために奮闘する姿に共感必至。ぜひ劇場で観てほしい「最高のエールムービー」だ。
■書誌情報
『大都会の愛し方』
著者:パク・サンヨン/訳:オ・ヨンア
価格:1,980円(税込)
発売日:2020年11月11日
出版社:亜紀書房
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=989