映画「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」原作本が重版 国際ブッカー賞&ダブリン文学賞にノミネートされた注目作
韓国文学界において2020年代を代表する新しい顔として注目される作家、パク・サンヨンのベストセラー連作小説『大都会の愛し方』(オ・ヨンア訳)がロングセラーとなり、このたび2刷が決定した。
本書は「国際ブッカー賞」「ダブリン文学賞」にノミネートされるなど、国際的にも高く評価されている話題作。また、本書の収録作品「ジェヒ」を原作とした映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』が、2025年6月13日に公開される。(映画公式URL:https://loveinthebigcity.jp/)
映画で主演を務めるのは、『破墓/パミョ』で百想芸術大賞映画部門で女性最優秀演技賞を受賞したキム・ゴウンと、『Pachinko パチンコ』に出演し注目されたノ・サンヒョン。そのほか、『パラサイト 半地下の家族』『愛の不時着』のチャン・へジン、『涙の女王』のクァク・ドンヨン、『海街チャチャチャ』のイ・サンイらが出演する。『アメノナカノ青空』『女は冷たい嘘をつく』『探偵なふたり:リターンズ』のイ・オニが監督を務めた。
本作で、2024年の「女性映画人賞」でキム・ゴウンが演技賞、イ・オニが監督賞を受賞。また、韓国最大の映画祭、第45回青龍映画賞および第11回韓国映画製作家協会賞では、ノ・サンヒョンが新人俳優賞を受賞した。さらに、第49回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門に出品されるなど国内外で絶賛されている。
映画の主人公は、他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒと、ゲイであることを隠し生きるフンスの2人。大都会ソウルの街で出会い、気の合うはずもない2人が同居したことから始まる、“自分らしい生き方“を見つける物語になっている。社会の“普通”に馴染めない2人が、秘密を共有し特別な関係を築いていき、ときに心に傷を負いながらも、後悔することなく自分らしく生きるために奮闘する姿に共感必至。ぜひ劇場で観てほしい「最高のエールムービー」だ。
書籍情報
パク・サンヨン『大都会の愛し方』(オ・ヨンア訳)
重版…………2刷
発売日………2020年11月11日
税込価格……1,980円
商品紹介……https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=989