KOKUYOが開発「本に寄り添う文鎮」なぜヒット商品に? 使ってわかった子育てライターのガチレビュー
「このページ、押さえたい!」を叶えてくれるスグレモノが手に入った。その名も大手文房具メーカー・コクヨが開発した商品『本に寄り添う文鎮』だ。
仕事や勉強はもちろん、育児中のお助けアイテムに
筆者は職業柄、資料として本を見ながらパソコンでタイピングすることが多く、そのたびに「何か押さえるものはないか」と目で探し回っていた。いつも手元にあるスマートフォンを乗せてみたり、本の上に少し重そうな本を乗せてみたり……と試行錯誤をするのだが、大抵は本の閉じようとする力に敵わず、「ドゥルン!」っとなってしまっていた。
だが、こちらの『本に寄り添う文鎮』は、さすが専用アイテム。ページ数や紙質、開いている場所などによって多少は左右されることはあるものの、いくつかの本で試してみたところ400ページ弱なら頑張って耐えてくれるのだ。
また、個人的な事情でいえば、ただいま絶賛育児中につきじっくり読書する時間がない。数行読み進めたと思ったら「フエッ…フエェェーン!」と泣き声で呼ばれるのだ。そんなとき、この文鎮をパッと置くだけで、しおり代わりに開いて置けるのもいい。なんなら、泣いた我が子を抱っこしながら戻り、あやしながら読み進めることも「ギリいける!」と心のなかでガッツポーズをした。
乳幼児を抱える人たちの授乳や寝かしつけタイムのお供は、もっぱらスマホが多いと聞く。それは片手で操作できる手軽さが大きな理由だ。もちろんスマホも便利だが、もっと選択肢があってほしいところ。特に紙でしか発売されていない優良な本に触れる機会が減ってしまうのはさみしい。
そんなときに、この文鎮があれば、明るい時間のタイミングなら読書を諦めずに済む。そして、開きっぱなしになっていることで、すぐに次のスキマ時間に続きができる。本を開いておくことの容易さは、やりたい気持ちへのブレーキをも取っ払ってくれるのだ。これは、ちょっとした革命かもしれない。この『本に寄り添う文鎮』は、手一杯なときに「ちょっとお願い!」と頼れる“向上心に寄り添う文鎮”とも言えるのではないだろうか。