食事をしながら新刊が読めるブックカフェ、あり? なし? 「本が汚れる」「色んな本が読める」SNS賛否
書店とカフェを融合させる試みは見事だが……
インターネットが普及する前の、ほんの30年前ほど前までは書店が人々にとって必要不可欠な存在であり、情報を入手するためには必要な場所であった。複合施設でも、書店があるだけで人がやってくるから、他の店にも経済波及効果がある、という理由で書店が重要視されていた時代があった。
しかし、現在はどうだろう。書店の需要の落ち込みは顕著である。具体的なデータこそないものの、10年前と比べても書店の集客力は深刻なレベルで落ちているとみていいだろう。かつて書店で本や雑誌を買って入手していた情報を、人々はカフェでスマホを操作して入手している。書店とカフェを融合させるという試みは見事であることは間違いない。だが、購入前の新刊は、やはり食事を終えて一息ついたときにページをめくるようにすべきではないかと思うのだが、いかがだろうか。