『シティーハンター』鈴木亮平、『ゴールデンカムイ』山崎賢人……『ゴルゴ13』を演じた名俳優といえば?

『ゴルゴ13』デューク東郷 高倉健

  さいとう・たかを原作の『ゴルゴ13』。1968年に『ビッグコミック』(小学館)で連載が開始されると、そのシリアスかつバラエティに富んだストーリーが人気に。単行本の数は201を超えており、ギネスブックに掲載されている。

『ゴルゴ13』の主人公は、世界一の殺し屋の異名をとるデューク東郷。1キロ先の標的を確実に仕留める正確な射撃に加え、拳銃を撃つ速さは0.04秒に1発と、超人的な技術を持つ。さらに中国拳法や空手、柔術など格闘センスも凄まじい。

また、拷問を受けたとしても口を割らない、催眠術や自白の強要にも屈しない精神力。困難な依頼でも最善策を模索し、確実に任務を遂行するプロ意識。時には和弓を利用して宇宙空間に出て、軍事衛星を無力化させる、東西に分断されていたドイツで、東ドイツから西ドイツにいる標的に向けてベルリンの壁越しに標的を撃ち抜くなど、無茶だと思われるシチュエーションでも、依頼は絶対に完遂する。

 『ゴルゴ13』の実写映画でデューク東郷を演じたのは高倉健。さいとう氏は「デューク東郷のイメージは高倉健」と話しており、まさに適役となった。

『ルパン三世』次元大介 玉山鉄二 

  モンキー・パンチ原作の漫画『ルパン三世』で、アルセーヌ・ルパンの相棒として登場したのが次元大介。銃の扱いに長けており、早撃ちのタイムは脅威の0.3秒だ。TVシリーズではルパンとのコンビで「怪盗」として生計を立てているようだが、元々は殺し屋。さらに拳銃以外にも戦車ライフルを撃つシーンも。これは軍隊を渡り歩き身につけた能力だと考えられている。

  実写版で次元大介を演じたのは、田中邦衛と玉山鉄二。田中邦衛は1974年の映画『ルパン大作戦』玉山鉄二は2014年の映画『ルパン三世』と2023年公開の『次元大介』で次元を演じた。

  拳銃を華麗に扱い、任務を遂行する漫画の殺人者たち。見る分には楽しいが、現実では絶対に遭遇したくない人物だ。

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