【ONE PIECE考察】今後の展開の鍵は扉絵連載にあり? マキノの子は次世代の星か

※本記事は『ONE PIECE』最新話の内容に触れる部分があります。連載を未読の方はご注意ください。

 『ONE PIECE』で各話の前に掲載される、サイドストーリーを描いた扉絵連載は後々の物語に大きくかかわってくることが少なくない。そこで今回は、重要な伏線が秘められていることもある扉絵連載について、ワンピース研究家の神木健児氏に話を聞いた。

 「『ONE PIECE』本誌では、新しい扉絵連載『鬼の子ヤマトの金稲荷代参』がスタートしましたね。まだ全貌は明かされていませんが、ヤマトはおでんのようにワノ国を漫遊したいとのこと。そのため、“ヤマト漫遊記”のような内容になると思います。ルフィと再会する前に、ヤマトとモモの助の成長は楽しみたいですよね。そこがしっかり描かれる扉絵連載になるのではないでしょうか。

 またエッグヘッド編にて、カリブーが黒ひげに取り入ろうとしていることが判明しました。カリブーは、古代兵器に関する重要な秘密を握っています。そうなると、黒ひげがワノ国に来てしまう可能性が高い。そこで黒ひげが襲来し、戦いになる直前で扉絵連載が終了するのかなと予想しています。まさに鎖国中のワノ国に舞い込む、黒ひげ来航ですね」

 過去の作品では、ファンの間でも再登場が熱望されるあのキャラクターの扉絵連載が気になると話す。

 「これまでの扉絵連載で、今後伏線が回収されるだろうと思うのは、やっぱり『エネルのスペース大作戦』です。他の扉絵連載と違って伏線張ってますよという雰囲気が醸し出されていますし、ヒントですよという匂いがプンプンします。エネルが本当に再登場するかは、正直わかりません。しかし、他の惑星や月との関係性は、確実に明かされるでしょう。エネルの扉絵連載は、そのタイミングで“こういう意味だったのか!”とわかり、再度注目されると思います」

 悪の科学者が手を組んだ、扉絵連載発の組織の存在も無視できないと神木氏は続ける。

 「もう1つ気になっているのが、『ジェルマ66のあゝ無感情海遊記』です。この扉絵連載は、シーザーとジャッジが『NEO MADS』を結成して終わってるんですよね。結成して終わってるところをみると、今後なんらかの形でこの『NEO MADS』が物語に関わってくると思います。そしてシーザーとジャッジの共通するキーマンを考えると、ベガパンクしか思い浮かばないんです。2人は揃ってベガパンクを毛嫌いしている様子で、動きだす理由として考えられるのは、彼を陥れるためだけだと思います。ベガパンクが目的ならば、『NEO MADS』はエッグヘッドにやって来る可能性もあるのではないでしょうか」

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