『HUNTER×HUNTER』冨樫義博、4年ぶり新刊で意味深コメント 「あきらめたので そこで 制作終了」の真意とは?

 「週刊少年ジャンプ」で連載を再開した『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博)の最新刊となる37巻が11月4日、発売された。連載休止前となる2018年43号〜52号に掲載された10話をまとめたもので、多くの新キャラクターが登場する「王位継承戦」という入り組んだ内容のため、復習の意味でも待望していたファンが多かった。

 そんなファンをドキリとさせたのが、カバーのそでに書かれた、冨樫氏のコメントだ。

「あきらめたので そこで 制作終了。」

 映画化も話題の名作『SLAM DUNK』(井上雄彦)で、安西先生が発したあまりにも有名な言葉「あきらめたらそこで試合終了だよ」をオマージュした言葉だが、連載再開のタイミングでこの言葉を目にした読者は冷や汗をかいたに違いない。

 もっとも、冨樫氏の公式Twitterでは、現在も制作の状況が淡々と、細かく伝えられており、リアルタイムで「制作終了」したわけではなく、体調不良により週刊連載の激務が難しくなり、休載に入った2018年段階の状況を表した言葉と思われる。

 現在までのツイートによれば、単行本一冊分となる「391~400話」までの制作は順調に進行しており、ファンは「401話」の制作が始まるかどうか、というところに注目している。当然、冨樫氏の体調が第一だが、38巻、39巻、40巻と、週刊連載が続くとともに単行本が刊行されていくことに期待したい。

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