【ライトノベル最新動向】「ダンまち」シリーズがずらりランクイン! 「アストレア・レコード」シリーズの魅力とは?

 ファミリアを襲ったそんな悲劇をただひとり生き残り、憎しみと後悔の念を抱えて生きてきたリューが、改めて正しい道を歩み始めるきかっけとなるベルとの出会いと、過去の克服がテレビアニメの第4期となる『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ』の中に描かれることになる。放送は10月1日でいったん終わり、『深章・厄災編』が2023年1月5日から再開となる予定だ。

 それに合わせるように、11月15日にシリーズ第2弾となる『アストレア・レコード2 正義失墜 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚』、12月15日に『アストレア・レコード3 正邪決戦 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚』が3カ月連続で刊行となる。リューやアリーゼたち【アストレア・ファミリア】の活躍だけでなく、本編にも登場する【ロキ・ファミリア】や【フレイヤ・ファミリア】の主要な団員たちがまだ少し若かったころや、アイズが戦いに送り出されてみせる戦いぶりを楽しめそうだ。

 そして、4カ月目の来年1月に登場する『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか18 』で、主人公のベルにとって新たな戦いの舞台が用意される。17巻で宣言された戦争遊技(ウォーゲーム)で、【ヘスティア・ファミリア】はベルの運命をかけて、美の女神フレイヤの下、オラリオでも最強クラスの冒険者を大勢抱える【フレイヤ・ファミリア】と激突する。もうワクワクしか浮かばない最新刊だけに、小冊子付き特装版が8位、通常版が22位と共にランクインして期待の大きさを見せている。

 続く3月には、アイズを中心に【ロキ・ファミリア】の活躍を描くシリーズの最新刊『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリオ14』が登場。小冊子付き特装版が20位、通常版が25位とこちらもなかなかの前人気ぶり。これだけの量を繰り出してきて作者は大丈夫なのかと心配する一方、本編をあまり待たせないで刊行して欲しいという希望も浮かんで、気持ちの持っていく先に困る。なるほど「正義」は難しい。

 ランキング1位は川原礫『ソードアート・オンライン27 ユナイタルリングⅣ』(電撃文庫)、2位は伏瀬『転成したらスライムだった件20』(GCノベルズ)、3位は衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年正編8』(MF文庫J)、4位は佐島勤『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー5』(電撃文庫)と、超人気シリーズ本編の最新刊が並んで強さを見せた。5位はアサウラ『リコリス・リコイル Ordinary days』(電撃文庫)でアニメが終わっても変わらない人気ぶり。続編を早くみたいとの催促か?

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