中学2年生が描いた一見上手なイラスト、プロが添削すると? “雰囲気の作り方”が凄すぎた

 チャンネル登録者数110万人超を誇る、プロイラストレーター·さいとうなおき氏のYouTubeチャンネルで「【気まぐれ添削102】上手なエフェクトの描き方とは!?」と題した動画が公開され、視聴者から反響が寄せられている。

 「ポケモンカード公認イラストレーター」としても活動するさいとう氏は、視聴者のイラストに対して上達のためのアドバイスを送る「気まぐれ添削」と題した動画シリーズを発信中。2019年10月1日にチャンネルは誕生し、以降、着実にファン数を拡大させている。

 今回添削するイラストの作者は中学2年生の「しらたま」さん。3歳の頃からイラスト作りを行っているとのことだが、ここ最近“上手く描けない”という悩みにぶち当たっているという。作品のタイトルは「神戸 銀」。ミステリアスな人の姿が描かれているが、このイラストに対しさいとう氏は「“上手く描けない”と仰ってますけど、そんなことはないと思います。14歳とは思えないくらいの熟達、そして熱意を感じました」とコメントした。

【気まぐれ添削102】上手なエフェクトの描き方とは!?

 しかし、しらたまさんは「(1)ポーズを自然に」「(2)雰囲気をもっと出したい」「(3)服のシワ」という、具体的な3点の解決法を望んでいるという。これを受け、さいとう氏は添削を行うことに。

 まず「この子は炎魔法を使っているのに、炎魔法を使う姿を、イラストの中心にしないと見栄えが悪い」と語ってから、キャラクターの位置をズラすことに。そして背景と炎の演出にエフェクトを施すだけで、格段にクオリティの高い作品となった。これによりキャラクターのポーズも自然になったような印象だ。

 さらに雰囲気を出す上で、“これぞプロのテクニック”と感じるような、細かなエフェクトを施していくさいとう氏。不思議と作品に奥行きが生まれ、キャラクターの存在感が際立っていった。詳しくは動画を見ていただきたいが、さいとう氏のアイデアと技術に「キャラクターはほぼイジってないのにここまで変わるの凄すぎる」「その魅力を最大限に引き出してる」といった声がコメント欄に寄せられている。

 出来上がった作品を見比べてみると、大きく見栄えが変化いることがわかる。イラストレーターを目指す人にとっては必見の内容といえるだろう。気になる人はぜひチェックしてみよう。

関連記事