【漫画メシ】ONE PIECE×ウルフギャングの極上ステーキ……肉を焼くシンプルがゆえの奥深きステーキの世界

ベーコン巻きのステーキ 「ミスター味っ子」

 『ミスター味っ子』のステーキ対決で、性格に難があるものの、肉料理に関しては天才と称された小西和也が赤身の肉を使ったステーキコンテストで作ったベーコン巻きのステーキだ。

 小西は固い肉をパパイヤの酵素を使って柔らかくしたうえで焼き、脂肪の少ないステーキから肉汁を出すため、レモンバターに加え肉をベーコンで巻く。この工夫で、肉汁がたっぷりと出た完璧なステーキを作り上げた。

 小西の天才的な感覚が詰まったベーコン巻きステーキも多くのYouTuberが再現。味の評価も上々だった。

伝助名人の焼いたステーキ 「美味しんぼ」

 ステーキハウスを開店した村石。独創的な料理で人気だったが、本格的な肉の焼き方を知らず、お忍びで店を訪れステーキを食べた大南牧場の大南重吉に「うちの肉入れさせない」と激怒させてしまう。

 たまたま山岡・栗田・花村・田畑と食事に来ていたせんべい屋の若旦那・三谷は村石に同情し、山岡に「実は僕ステーキを焼く名人を知っているんですよ。自分では店を持っていなくて頼まれると出張するんです」と話す。すると山岡は「小網町の伝助老人かい?」と応じ、村石を助けるために伝助を店に呼び、焼き方を教えることになる。

 伝助は強火で熱したフライパンに牛の脂肪を入れ、肉を焼く。その後フライパンを濡れた布巾の上に乗せ、再度コンロに移動させて蓋をする。その後音を聞き分けささっとブランデーを入れステーキを完成させた。

 メンバーが試食してみると、一様に伝助のステーキを絶賛する。驚く村石に伝助は「前もって強火で肉の両面を固めておくと中の肉汁が外に逃げない」と笑顔でアドバイス。そして「サラダオイルは肉の香ばしさがなくなるから使うな」とアドバイスしていた。

 この伝助老人が作ったレアステーキの焼き方は教科書的な存在として、参考にした料理人もいた。いとも簡単にコツを教えて去っていった伝助老人はこの後姿を見せることはなく、全てが謎に包まれたままとなっている。

 簡単そうに見えるステーキがだが、美味しく焼くために、さまざまな工夫が凝らされている。漫画を見ながら作ってみてはいかがだろうか。

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