ゴムゴムの実の真価、ルナーリア族の謎、ジョイボーイの正体……『ONE PIECE』2021年の注目ポイントを総括

「尾田先生が仰っていた『赤い髪の男』は、きっとシャンクスのことだったと思いますが、本編の盛り上がりが想定以上に続いたためか結局原作では描かれませんでした。おそらく2022年8月公開予定の劇場版『ONE PIECE FILM RED』はシャンクスが登場する物語となるため、それまでには原作内でもシャンクスが出てくるのではないかと期待しています。引き続き、シャンクスの動向には注視したいところです」

 麦わらの一味の戦力も確実にレベルアップしていて、四皇クラスになりつつあるのも、物語終盤を感じさせるところだ。

「カイドウらとのバトルの中で、ナミはクリマ・タクトにビッグ・マムのゼウスを組み入れることになりましたし、ロビンは悪魔咲き(デモニオフルール)という新技を見せました。サンジはジェルマの力を使いこなせるようになりつつあり、ゾロも覇王色の覇気に目覚めたのではないかと見られています。かつては雲の上のような存在だった四皇にも匹敵するレベルの戦力になりつつあり、いよいよ海賊王への道が現実的になってきたと感じます」

 2022年の『ONE PIECE』では何が描かれるのか。ますます楽しみになるばかりだ。

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