『呪術廻戦』パロディも話題! 『僕とロボコ』の“お笑い第7世代”的なギャグを考察

宮崎周平『僕とロボコ』2巻

 宮崎周平の『僕とロボコ』(集英社)の第2巻が発売された。「週刊少年ジャンプ」で連載されている本作は、オーダーメイド(OM)と呼ばれるAI搭載超高性能メイド型ロボットが世界中に普及した世界を舞台に繰り広げられるドタバタギャグ漫画。

 友達のモツオが持っている最新式OMのメイコをかわいいと思った小学生の平凡人(タイラ・ボンド)は母親にOMがほしいとお願いして、なんとか一番安いOMを買ってもらう。だが、家にやってきたOMのロボコは、思ってたのとは何かが違う……。安い型落ちだから仕方ないと思ったボンドだったが、料理も掃除もロクにできないロボコを、故障だと思い返品しようとする。トラックで轢かれそうになった所を助けてくれたロボコに感謝したボンドは、返品はやめて、いっしょに暮らそうと考えるが、実はママはOMを注文できていなかったことが最後にわかり「じゃあ…コイツ何なの…?」と不安になるが、最終的には「ま! いっか☆」とボンドが思ったところで、第1話は終る。

 今より少し未来の(メイドロボがいる)世界を舞台にしているが、小学生の家に人ではない謎の存在が現れて居候するという展開は、『ドラえもん』(小学館)を筆頭とする藤子・F・不二雄作品のテイストで、日本人なら誰もが馴染みのあるSF(すこし不思議)な世界。

 同じジャンプ本誌で連載されている、異形の邪神・マグちゃんと女子中学生の日常を楽しく描いた『破壊神マグちゃん』も、どこかF先生マインドを感じさせるほのぼのギャグ漫画だが、地獄の展開が続いている『呪術廻戦』や『僕のヒーローアカデミア』といったハードなバトル漫画が中心となっている今のジャンプにおいて、この2作は一服の清涼剤となっている。