テレキャス、レスポール、スティングレイ……『BECK』メンバーが持ってるギター&ベースは?

平義行(ベース)

(C)ハロルド作石・講談社/2004 BECK製作委員会

 平はベースを低く構え、上半身裸でライブ演奏するシーンが多く描かれる。この特徴はレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーそのもので、実際に使用するベースはフリーと同じくミュージックマンのスティングレイだ。

 スティングレイは1976年に発表されたベースで、80年代から90年代にかけてはファンクやロックミュージックを主戦場とするベーシストに絶大な支持を得た。作中でそのサウンドは「ベキベキ」「ボンボン」と表されているが実際のスティングレイのサウンドも類似している。

 ちなみに平が愛用するスティングレイは、ノブが4つの現行品仕様のため、ミュージックマンがアーニーボールに買収される1980年代中期以降に製造されたものだ。

 BECKのバンドメンバーの他にも、作中では多くのミュージシャンが登場して同時に実在するギターが魅力的に描かれている。彼らに憧れて同じ種類のギターやベースを購入したことがある方も少なくないのではないだろうか。

■嵯峨駿介
23歳でBass Shop Geek IN Boxを立ち上げ。楽器関連の他にグルメ、家電など幅広い分野でライターとして活躍中。Twitter:@SAxGA

■書籍情報
『BECK』(KCデラックス)全34巻完結
著者:ハロルド作石
出版社:講談社

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