AKB48卒業から4年……前田亜美が語る、芸能活動を続ける理由 「ファンの人が家族みたいな存在ってことに気づいた」

 前田亜美が10月7日に、初となるフォトブック『前田亜美1stフォトブック AMI』をリリースした。AKB48卒業からおよそ4年、前田が自分自身で全面プロデュースした本作への想いから、作品に込められた家族やファンへの熱い感謝の気持ちを語ってもらった。(編集部)

夢がひとつ叶いました

ーー以前から「写真集を出してほしい」という声がファンの方からあったそうですね。

前田亜美:そうなんですよ。私が10代の時にメンバーが、10代最後とか20歳のタイミングでみんな出していたので。私はそういう機会がなく、握手会でファンの人に「写真集いつ出すの?」と言ってもらうことが多くて。私も写真集はいつか出してみたいという夢がありました。今年25歳を迎えて、人生においても節目の歳にKADOKAWAさんから「出しませんか?」という声をいただいて。こういう時期なんで不安もあったんですけど、思い出に残したいなと思い、挑戦しました。

ーー現役の頃から、思い描いていた夢なんですね。

前田:自分の写真集があるってだけで自信に繋がりますし。当時、AKB48にいた時はメンバーも多いので、みんなで雑誌に出て写真を撮ることも多かったんですけど、私自身がソロで載ってる本がなかなかなく、そういうものがあれば嬉しいなと思っていました。夢がひとつ叶いましたね。

ーー節目の歳ということですけど、25歳になって何か思うところもあったんですか?

前田:11歳から芸能生活を始めて青春をAKB48に捧げていたので、普通の生活が出来ない分、違った経験から得られたものは大きかったんですけど、私の中で25歳になって芸能で活躍する機会がなかったら芸能界を辞めようと思っていたんですよ。だけど、AKB48の経験も活かしていろんなことをやるにつれて、こういう楽しいことがあるんだとか発見があるし、これにも挑戦したいという思いも増えていって。毎回が新しいゼロからのスタートで、それが楽しくてやっぱりやめられないし、ファンの人に求められている以上、今回写真集を出すことで恩返しにもなればいいなと思いました。

ーーフォトブックという形式にしたのはなぜですか?

前田:私の中で写真集を出すなら男性向けでもあるし、女性にも手を取ってほしいなと思ったんです。可愛らしさも残しつつ、ストーリー性を大事にした、ひとつのムービーに見えるような写真集を作りたくて。プラス、エッセイを入れたいなと思ってフォトブックという表現にしました。色合いとかも、全部プロデュースさせてもらって。

ーープロデュースしてみていかがでしたか?

前田:初めてのことだったので、こんなに大変なんだと思って(笑)。全部で96ページあるので、出来上がりを想像しながら一つひとつ写真選びをするのも大変でしたし、前後のバランスを見ながら繋ぎかえてみたり、見開きにしてみたりと考えながら作っていきました。でも、一生で一度の1stですし、妥協はしたくないなと思って。家で写真を選んでいたんですけど、ずっと自分の写真を見ていたらどれがいいのか、分かんなくなってきちゃって(笑)。妹が的確なことを言ってくれるんですよ。「この写りはよくないからやめた方がいい」とか、「こっちの方が可愛い」とか。妹と一緒に朝まで見たり。この表紙を決めたのも妹なんです。私の中では違う候補だったんですけど、妹は「これがいいと思うよ」って言ってくれたので。

ーー表紙のショットは亜美さんとしては新鮮な表情ですよね。

前田:私だったら選ばない。あまり見たことのない一面というか。妹が「本が置かれた時に目が合うやつがいい。目力が大事だと思う」って話していて。あとは脚だけのページもあったり、花もメインにして、花とテーマと花言葉も合わせて撮ったりしています。

 何かの時にお祝いにもらったりするお花がすごい好きで。お花も生き物じゃないですか。見ると楽しくなったり、嬉しくなったり、一緒にいると落ち着くし、癒されます。

ーー花言葉とテーマについて教えてください。

前田:一番分かりやすいのは「家族」がテーマの、赤いカーネーションです。お母さんを思い浮かべながら楽しい表情で撮影したり。衣装も自分で選んだんですけど、赤が目立つように、お母さんを抱きしめて、話しかけている感じで。

ーーカーネーションといったら「母への愛」が花言葉ですもんね。生けたりもするんですか?

前田:しますね。小学校の夏休みに生け花を習っていたので。花を見ると元気が出るし。上を向いて歩こうって意識しがちなんですけど、意外と下を見てみるとお花が咲いていたりする光景が好きで、下を見ることも大事だなと思って。お花も頑張って生きてるんだなと思ったら元気をもらうことも多くって。たんぽぽも可愛らしく咲いてるのにその美しさは一瞬だし、足元を見ることも大事だなと思いますね。

ーー素晴らしい考え方です。フォトブックには花やエッセイなど様々な見どころがありますが、ランジェリーカットもそのひとつですよね。“最初で最後の”というのは、亜美さん自身が決めたんですか?

前田:そうですね。なかなかこういう機会がなかったので、やってみるのもありだなっていう挑戦で。私の良さはそこじゃないのかなと思いつつ、最初で最後ですねって話をしました(笑)。

ーーそれではこれが見納めに?

前田:はい……(笑)。もっと自信が湧いて見てほしいと思ったら分かんないですけど。今のところ私の中では最初で最後かなと思います。撮影には恥ずかしさもあったんですけど、撮られ始めるとその恥ずかしさもなくなるし、むしろどうやったら綺麗に写るんだろうとポーズを取ってみたり。部屋着な感じも出したくて、それがある種ナチュラルな気持ちで臨めたので、普段の私が見られるショットがたくさんありますね。