きゃりーぱみゅぱみゅ、“睡眠”の悩みを告白「私は意外とできていなかった」 母とアーティスト活動の両立の難しさも語る

“睡眠を「興味」から「行動」へ”をテーマに、株式会社ブレインスリープによる睡眠をもっと味方にする新プロジェクト「SLEEP ACTION LAB」(スリープ・アクション・ラボ)が始動。8月15日に開催された発表会見では、プロジェクトに関わる学者に加え、プロジェクト活動をともに盛り上げる“睡眠クリエイター”として、8月にデビュー15周年を迎えたアーティストのきゃりーぱみゅぱみゅが登壇。睡眠にまつわるトークセッションも行われ、きゃりーぱみゅぱみゅが「子育てとアーティスト活動で眠れないことが多い」と睡眠にまつわる悩みを相談する場面もあった。
まず主催者である株式会社ブレインスリープ 代表取締役 廣田敦が、プロジェクト発足の経緯を説明。同社は、睡眠医学をもとにした枕やマットレスなど機能性寝具をはじめ、スリープウェアや睡眠計測デバイスなどさまざまなプロダクト事業を展開する。日本人の平均睡眠時間は6時間41分で世界平均のワースト2位であると睡眠偏差値調査の結果を発表、「日本人の睡眠に対する意識の改善を手助けしたい」と本プロジェクト発足の意図を説明した。

続いて、スタンフォード大学で約40年にわたって睡眠研究を行い、『スタンフォード式 最高の睡眠』(サンマーク出版)など著書も発表しているラボ長 西野精治(スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所所長)が登壇。「学問としての睡眠研究はまだ100年。未熟な分野である」とし、先日話題になった筑波大 柳沢教授が“オレキシン”の発見で『ラスカー賞』を受賞したことにも触れ、『ノーベル医学賞』とのW受賞もありうると睡眠研究の発展に期待を寄せる。そして「人生で眠っている時間は長い。より充実した健康的な生活を送るため、睡眠はその土台となる」と話した。

また、順天堂大学 神経外科学講座主任教授 近藤聡英は、“睡眠と脳(認知症)”をテーマに、認知症の発生メカニズムと睡眠との関係性から、睡眠不足がアルツハイマー型認知症の発症リスクを高めると説明。睡眠は「運動・食事・社会参加」に次いで認知症予防に効果があり、「良い睡眠が脳の健康につながる」とコメントした。

イベント後半では、きゃりーぱみゅぱみゅに加え、睡眠クリエイターに任命された安藤優子、藤井隆の任命証授与式が行われ、登壇者6名によるトークセッションが行われた。
睡眠クリエイター任命証を手に、「寝ることが次の日へのエンジンになることを発信したい」と安藤。「みなさまと一緒に、楽しく眠っていける発信をしていきたい」と藤井。きゃりーぱみゅぱみゅは「2歳になる子どもを育てながらアーティスト活動をしています。母になって睡眠が浅くなり、ワールドツアーでは時差で眠れなくなるなど睡眠には悩みがある。安心して睡眠が取れるよう、どんどん勉強して習得していきたい」とコメントした。



最近あった「睡眠を削ってしまう/後回しにしてしまう瞬間」という質問に、安藤は「最近は韓国ドラマを観ちゃう。これでやめようと思いながら、次をどんどん観てしまう」。藤井は「セリフがなかなか覚えられないけど寝ると記憶が定着するので、睡眠は削らないようにしている」。きゃりーぱみゅぱみゅは「子育て中で、子どもを夜8時か9時に寝かしつけてから、お風呂に入ったりご飯を食べたり何やかんやしているうちに10時〜11時になってしまって。そこから安藤さんと一緒で、ドラマを観たりマンガを読んだり。そこからが自分の時間だと思って、眠いけど寝ちゃうのがもったいなく思ってしまう。だけどこれからはしっかり睡眠も取っていきたい」と、貴重なプライベート時間の使い方についてコメント。
きゃりーぱみゅぱみゅ、安藤、藤井から、睡眠にまつわる疑問を聞くコーナーも。安藤からの「最低何時間寝なきゃいけない?」「お昼寝はOKか?」などの質問に対し、西野は「必要な睡眠時間は個人差がある。昼寝をするのは睡眠が足りていない証拠。不足した睡眠を補うメリットがあるから昼寝はしたほうがいい」と回答。藤井からは、「寝る前に食べること、お酒を飲むことは悪いことなのか?」と質問。「無理に空腹を我慢する必要はない。しかし消化のいいものを。お酒は少量であればリラックスして入眠に良い」と西野。


きゃりーぱみゅぱみゅからは、夜中1時頃にライブが終わり、身体はクタクタなのにアドレナリンが出ていて眠れなかったという実体験が明かされ、「アドレナリンが出ているときは、どうやれば寝付きが良くなるでしょうか」と質問が。近藤から「体内ホルモンの分泌が活発なときは眠れなくて当然。そういうときは思考を変えて、一旦ベッドから離れるのも有効」との回答を受け、「へえ〜!」と目を丸くして驚いた。
最後に「今日からできる睡眠アクション」を、それぞれボードに書いて発表。安藤は「安心して眠れる環境を作る」、藤井は「枕を見直す」。きゃりーぱみゅぱみゅは「何も考えず、目を閉じて深呼吸」と発表。「シンプルなことだけど、私は意外とできていなかった。今日やらかしちゃったなとか、明日の準備はちゃんとできているかなど、いろいろなことを考えてしまう。なので、まずは深呼吸して。睡眠導入のアプリも使ったことがあって、目を閉じてアプリの通りやっていると、だんだん身体の力が抜けて眠たくなった。また、ときにはリラックス音楽に頼ってみたりするのもいい」とコメント。実体験を踏まえた、普段はなかなか聞くことのできない貴重なトークで会場を沸かせた。






























